イクメンのすすめ

朝の総合病院近くの横断歩道、赤ちゃんを抱っこしたお母さんらしき人が何人も歩いていきます。そして病院に入っていきます。  看護師さんかな?ドクターかな?検査技師?いずれにせよこの総合病院の医療従事者ですね。院内保育に子どもさんを預けて仕事に入るのでしょう。  そんな中に、1人だけ男性が赤ちゃんを抱っこしていきます。  この姿に出会うとなぜか嬉しくなるのです。   母親は、自分の準備をし、洗濯をしながら朝ご飯を作り食べさせて、着替えさせて、、、朝の忙しさが目に見えるようです。  夫は早朝に仕事に出ていき、子どもが寝静まってから帰ってくる。そんな自分の子育て期を思い出します。家事育児は母親の仕事、みたいな我が家でしたが、当時はどこでもそんな家庭のあり方でした。結局今もあまり変わってないように思えますが。  だからたくさんのお母さんが子連れで出勤しているのですね。そんな中に1人でもお父さんが子育てをしている、そう思うと世の中が少しでも変わろうとしていることに嬉しく思うわけです。   最近男性の育児休業の話を聞くようになりました。  この制度は30年前、平成4年に旭化成グループで始まったとの記事を見つけました。しかしその後なかなか普及しませんでした。やはり子育ては女の役目という昔からの意識が根強く残っていたためのようです。  30年たってようやく普及し始め『イクメン』という言葉が通用するほどになりました。  厚生労働省『イクメンプロジェクト』により、2022年調査では、女性育児休暇取得率80%に対し男性取得率17%という結果でしたが、したが、2023年調査では従業員1000人以上の大企業で46%の男性が育児休業(平均46.5日)を取得したそうです。意識が変わり始めたのですからすごいことだと思います。  我が娘も遠くに嫁ぎ夫婦二人の生活を始めました。そして待望の2世誕生となりましたが、里帰り出産をしないとの連絡。帰ってくるのが普通で、それを心待ちにもしていた私、とても不安になりました。  でも、父親が出産後育児休暇を1か月取得しました。会社側の理解、父親としての自覚に感謝でした。私もまだ仕事をしているので、私も娘もとても助かりました。一昨年のことです。   ところで日本は先進国といわれますが、、、最近ジェンダーギャップ指数、145か国中118位、というとても残念なニュースを聞きました。どういうことでしょう?  これは、経済、教育、健康、政治の4分野での男女平等の度合いを数値化したものなのですが、特に政治の分野での指数が落ち込んでいます。  まだまだ大きな変革の必要がありますね。 参考  https://www.mhlw.go.jp/content/001128241.pdf  column.pdf (cao.go.jp)  www.gender.go.jp/international/int_syogaikoku/int_shihyo/index.html