2024 秋の芸術月間 セイアンアーツアテンション17 「共食(きょうしょく)-Eating Together-」 10月15日(火)から開催
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https://www.atpress.ne.jp/news/411892
成安造形大学【キャンパスが美術館】(所在地:滋賀県大津市)では、セイアンアーツアテンション17『共食 -Eating Together-』を2024年10月15日(火)から11月9日(土)の期間に開催いたします。本展では「食とコミュニティ」をテーマに据えて、多様化する社会の中で「持続的な循環」に重点を置きながら新しい可能性を模索する食の在り方に着目し、作品を通じて食とコミュニティの関わりを考察していきます。
2024 秋の芸術月間
セイアンアーツアテンション17『共食 -Eating Together-』
※読み方「きょうしょく」
会期 |2024年10月15日(火)~11月9日(土) 11:00~17:00
休館日|日・月曜日
会場 |成安造形大学【キャンパスが美術館】
入場 |無料
主催 |成安造形大学、成安造形大学同窓会
展覧会Webサイト: https://artcenter.seian.ac.jp/exhibition/7263/
■展覧会概要
古来より、伝統的な祭礼には直会(なおらい)という村落共同体にとって大変重要な儀式が行われてきました。これは、「神人共食」すなわち、神様に捧げた神饌(お供物)を神の元に集まる人々が共に食し、共同体の結束を強めるという意味があり、現代に至っても続けられている大切な行事と言えます。
日々の暮らしの中でも、人が集まり歓談する場には食べ物が添えられ、味と彩りによってさらに話は弾みます。当然のことですが、食物は人の生存に欠かすことができないものであり、私たちの生命を形作っているからこそ、食生活には時代や文化の影響が色濃く反映されます。今日のように飽食の時代であっても、自然環境や社会情勢の変化は少なからず食に影響を与えており、フードロス解消、地産地消といった「サステナブル(持続可能な)」を志向する動きが生まれています。そして、持続可能な食の在り方を突き詰めて考えてみると、自らの基盤となる土地や、そこに根付くコミュニティの重要性が浮かび上がってくるのではないでしょうか。先述のとおり、食は共同体を一つに繋ぐ大切な役割を担っています。元来、「食」と「コミュニティ」は切り離すことができない関係にあり、これからの良き地域社会―暮らしのかたち―を創造するためにその関わりは必要不可欠であると考えます。
本展で紹介する作家は、いずれも作品から「食とコミュニティ」を想起させつつ、独自の角度からアプローチを行うことで、多様な可能性を提示してくれます。展覧会での鑑賞体験を通して、これからの地域社会や暮らしについて考える契機となることを目指します。
■出展作家
▼大原 歩 | OHARA Ayumi
2000年に成安造形大学デザイン学科を卒業。地域文化学や民俗学を主軸に、地域の歴史や文化をフィールド研究し、研究成果をイラストレーションやデザイン、展覧会を通じて地域に還元する活動を続けている。大津市教育委員会や龍谷大学での経験を経て、現在は成安造形大学附属近江学研究所の客員研究員および京都大学大学院地球環境学堂の技術補佐員として活動中。
https://artcenter.seian.ac.jp/display/7264/
▼谷 穹 | TANI Q
1977年滋賀県生まれ。2000年成安造形大学立体造形クラスを卒業後、2007年に双胴式穴窯、2012年に単室式穴窯を築窯。古信楽の研究とその再現をテーマに、信楽焼を中心とした陶芸作品を制作。
https://artcenter.seian.ac.jp/display/7279/
▼てらいまき | TERAI Maki
1986年京都生まれ。2009年成安造形大学イラストレーションコース卒業。イラストレーションと文章を組み合わせたイラストエッセイを得意とし、「好き」「美味しい」をテーマに食べ物や商品の魅力を発信する。
https://artcenter.seian.ac.jp/display/7275/
▼永田 康祐 | NAGATA Kosuke
1990年愛知県生まれ。神奈川を拠点に活動している。映像アートを通じて、多文化の混淆や文化翻訳に伴う摩擦とその豊かさを探求する。
https://artcenter.seian.ac.jp/display/7283/
▼福島 あつし | FUKUSHIMA Atsushi
1981年神奈川県生まれ。2004年に大阪芸術大学写真学科を卒業、2006年に東京綜合写真専門学校研究科を修了。2004~2014年まで高齢者専用お弁当屋の配達員として勤務し、その経験を元に独居老人をテーマにした作品を制作。2009年と2010年には北海道から沖縄までを徒歩で縦断し、植樹活動を行う。2018年から農業従事者として活動し、2022年には再び沖縄から北海道までを徒歩で縦断した。
https://artcenter.seian.ac.jp/display/7289/
▼よしだとたかだ | YOSHIDATOTAKADA
メンバー:吉田周平、吉田景子(旧姓:高田)
吉田周平(1980年石川県生まれ、成安造形大学デザイン科写真クラス卒業)と吉田景子(1981年滋賀県生まれ、成安造形大学造形美術科立体造形クラス卒業)によるユニット。2016年に「よしだとたかだ」として活動を開始。身の回りの要素を組み合わせ、生活で使えるものからユニークなグッズを制作している。
https://artcenter.seian.ac.jp/display/7293/
■関連イベント
[オープニングイベント]
ギャラリーツアーでは、各会場を回りながら作家とギャラリートークを行います。
また、ツアー後にはコミュニティスペース「結」にてレセプションを開催します。
詳細については【キャンパスが美術館】Webサイトをご覧ください。
https://artcenter.seian.ac.jp/event/7413/
▼ギャラリーツアー
日時|2024年10月19日(土) 14:00~
集合|成安造形大学 本館棟2階 021教室
内容|展覧会解説+ギャラリーツアー
事前申込不要 参加費無料
▼レセプション
日程|2024年10月19日(土) 16:00~
場所|成安造形大学 コミュニティスペース「結」
内容|出展作家、関係者との歓談
[クロージングイベント]
展覧会クロージングイベントとして、展覧会テーマに関連したトークイベント、そして仰木集落の食を中心に、「食とコミュニティ」のクロージングレセプションを開催します。
イベント参加には事前申し込みが必要です。以下のサイトからお申し込みください。
https://artcenter.seian.ac.jp/event/7415/
▼トークイベント
日時|2024年11月9日(土) 14:00~
場所|成安造形大学 聚英館3階 聚英ホール
内容|ブルーベリーフィールズ紀伊國屋会長の岩田康子氏をゲストにお招きし、「共食」をテーマに、ブルーベリーフィールズ紀伊國屋の取り組みや仰木集落の歴史と伝統料理を紹介。現代の食に関する課題から、これからの食のあり方について考えます。
▼レセプション
日時|2024年11月9日(土) 12:30~
会場|成安造形大学 コミュニティスペース「結」
内容|「食とコミュニティ」をコンセプトに、地域と大学(学生)が交流できるような食イベントを開催。仰木集落の伝統料理を中心に、カフェテリア「結」と共同してイベント限定の食事をご提供します。
<関連イベントに関するお問い合わせ>
成安造形大学 キャンパスが美術館
TEL : 077-574-2118
EMAIL: artcenter@seian.ac.jp
■【キャンパスが美術館】とセイアンアーツアテンションについて
【キャンパスが美術館】は、その名称の通り「芸術大学のキャンパス=美術館」という発想から生まれた回遊式美術館です。キャンパス内に所在する複数のギャラリースペースで様々な展覧会をご覧いただけます。
教育・研究の場および地域交流の場となることをコンセプトに、在学生・教職員・卒業生に発表の機会を提供し、また、国内外で活躍するアーティストの企画展を行い、幅広く表現活動を紹介しています。さらに滋賀県ゆかりの企画展示を積極的に行い、芸術を通して地域の魅力を発信し地域交流の機会提供に努めています。
毎年、現代において注目すべきテーマを設定した総合芸術祭「SEIAN ARTS ATTENTION*(セイアンアーツアテンション)」をキャンパス全体で開催しています。2011年春のVOL.0から、今回で18回を数えます。[*ATTENTION=注意、注目する]
【キャンパスが美術館】
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