マイアクションNo. 405

「燃えるか燃えないか」ではなく、「リサイクルできるかできないか」

イギリス在住のukihaddyです。

身近なSDGsの取り組みについて、海外目線で紹介していけたらなと思っています。

イギリスでのごみの分別は、「燃えるか燃えないか」ではなく、「リサイクルできるかできないか」が基準です。

商品パッケージにも分かりやすく記載があるため、リサイクルできる資材かどうかの判断に迷うことも少なく、リサイクルすることへのハードルが低いと感じています。今回はみんながリサイクルに協力しやすくなる、イギリスでのごみ分別の仕組みについて紹介したいと思います。

イギリスの地域によっても分別や回収の方法には違いがありますが、私の住む地域では、全長1メートルほどの大きなごみ箱が各家庭に配置され、「リサイクル可能」な青、緑、茶のごみ箱、「リサイクル不可能」なグレーの4色のごみ箱へ分けて入れるだけです。

「リサイクル可能」な青には、ビン・缶・ペットボトル、食品のパッケージでリサイクル可能と記載のあるものなど。緑には紙類、茶には生ごみや庭から出た木や草などを入れます。

「リサイクル不可能」なグレーには、一般ごみとして、「リサイクル可能」なごみ箱に入れられなかったごみを入れます。

分別されたリサイクル可能なごみは、自治体によって定期的に収集されます。収集されたあと、リサイクルセンターでさらに分別、処理されます。リサイクル可能な素材は再利用され、リサイクル製品として新たに生まれ変わるとのことです。

地域によってリサイクルのルールが異なることや、リサイクルに関する住民の意識の差があることなどがまだまだ課題とされています。しかし仕組みが分かりやすく、リサイクルするまでのハードルが低いため、私も毎日、積極的にリサイクルのための分別ができています。

分かりやすい仕組みづくりのおかげで、リサイクルが身近になっています。社会でも、個人でも、できるだけリサイクルまでの手間を少なくすることで、ずっと続けていける取り組みになるのではないでしょうか。

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