マイアクションNo. 562

身近な日用品が与える環境問題【キッチン編】

美味しい食卓はキッチンから。
食材を切ったり調理したり、食べ終わってから食器を洗ったりするなど、キッチンに立つ時間も多いでしょう。
キッチンは、私たちが日常的に使用する場所なので、環境問題に配慮することはとても重要です。
今回は、キッチン周りの環境問題について解説します。

使っている物を見直す

さっそく、身近なキッチン用品を見直してみましょう!

スポンジを見直す

よく市販で売られているのは、ポリウレタンや不織布・ナイロン・ポリエステル・アクリルなどの合成繊維でできています。
日々使っていると、劣化などでマイクロプラスチックが排水溝から流れ出てしまいます!!
スポンジには、セルロースやへちまたわしの自然素材を選びましょう。
これらの天然素材は、微生物や菌類、細菌によって基本的な成分に分解され、土に還ることができるので、廃棄物が環境に与える影響を減らすことができます。

キッチン洗剤を見直す

洗剤についても、環境に配慮したものを選びましょう。
石鹸ベースの洗剤や、環境にやさしい成分を含む洗剤を選択することで、排水に悪影響を及ぼす化学物質の流出を抑えることができます。
私がこれまで使った洗剤は、下記の3つ。

緑の魔女
・固形石鹸
サラヤのハッピーエレファント

緑の魔女は、界面活性剤は天然植物由来で、排水溝の汚れを微生物が落としてくれるという有名なメーカーです。

固形石鹸は、泡立ちは良かったのですが油物には少し弱く、2度洗いが必要なこともありました。(固形石鹸は、予洗いが必要なのだと後で知りました)

サラヤは、ヤシノミ洗剤が有名ですね。油系界面活性剤・合成香料・着色料無配合で、購入するとボルネオの環境保全に売上の1%が寄付されるので良いこと尽くし!

サランラップを見直す

食品や残り物を保存するのに便利なサランラップ。
しかし、サランラップは一度使ったらゴミになってしまいます。
その代わりに、ミツロウラップを使用してみましょう!
ミツロウラップは再利用が可能なので、廃棄物の削減に役立ち、使い捨てプラスチックの削減に貢献できますよ。

ミツロウラップの作り方

ペーパータオルを見直す

使い捨てのペーパータオルから、布巾やサラシに変えるのも環境に優しい選択肢です。
洗って再利用できる布巾やサラシを使うことで、廃棄物の削減に繋がります!
ボロボロになったら掃除用に使い、最後まで無駄なく使えるでしょう。

保存に便利な物

タッパーは単価で安く売っていますが、プラスチック性は色移りや匂い移り、またレンジの使用では有害物質が溶け出す可能性があるため、健康にもよくありません。
かわりに、シリコンラップやスタッシャー・ガラス容器で保存しましょう。
繰り返し使える上に、便利に安全に使えるのでおすすめです!

キッチンの汚れも自然由来で大丈夫!

料理後のキッチンは、油やぬめりなどの汚れが残っています。
そんな時も、環境に配慮した方法で汚れを落としてきれいにしましょう!!

ぬめりには自然由来の掃除方法

排水溝のぬめりに対しては、重曹やクエン酸などの自然由来の掃除剤を活用すると良いでしょう。
重曹の粉を振りかけて、水に溶かしたクエン酸をスプレーするとシュワシュワと発砲します。
ぬめりを浮かして、綺麗にすることができますよ!

水垢にはクエン酸で解決

シンク周りやケトルなどに、白い跡が残ってしまっていませんか?
これは水道水に含まれるカルシウムなどのミネラル分が固まって、白いうろこのような跡になってしまうのです。
キッチンの水垢には、クエン酸を使った掃除方法で落とせます!
これにより、環境に悪影響を及ぼす化学物質を減らすことができますね。

省エネで無駄なエネルギーを削減しよう

物を見直すだけでなく、エネルギーも削減することで環境に良い効果があります。

こまめに掃除する

便利グッズとして、電子レンジやガスコンロなどありがたい製品が揃っていますが、汚れたままで使用すると、無駄に電力や資源を使うことになってしまいます。
汚れを放置すると、落ちにくくなり掃除が大変なので、汚れたらすぐに拭き取るなどCO2排出量の削減に心がけましょう。

冷蔵庫の隙間を空ける

冷蔵庫の隙間を空けることで、効率的な冷気循環を促進し、電力消費を抑えることができます。
また、冷蔵庫がすっきりしていると、食品の無駄買いや使い忘れも防げるので、食品ロスにも貢献できますね!!

生ごみはコンポスト

食品の廃棄物については、コンポストに入れて有効活用しましょう。
生ごみは水分が多く、焼却でエネルギーが大量に必要になります。
生ごみを減らせるコンポストは、ゴミの削減と土壌の改善に役立ちますので一石二鳥です!

水も無駄なく使う

米のとぎ汁やパスタのゆで汁などは、料理の際に捨てずに活用しましょう。
これらの水は、栄養豊富な料理のベースや植物の肥料として再利用できます。
また、食器をつけおきしておくと、油汚れを取ってくれるので水使用の削減に繋がります!

一人ひとりが、使う商品を考えて選択する

このような取り組みを、みんなが少しだけキッチンで実践すれば、私たちの暮らしの中で環境への配慮が広がり、より持続可能なライフスタイルを築くことができます。
またキッチンでは、口に入れる物だからこそ安心な物を使いたいですよね。
人にも地球にも安心の物を使って、美味しい食事を楽しみましょう!!

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