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221年ぶり!1兆匹を超える素数ゼミの行方から目が離せない。

こんにちは。SDGsを経済的な観点から捉えていて記事をUPしています。eSです。

今年の夏に大谷選手を観に行こうとドジャースのチケットを購入済みです。何かと物価の高さの報道を見て恐れておりますが、なにはともあれ17年ぶりにLos Angelesへ旅立つのは楽しみです。

そんな中”素数ゼミの大量発生”という鳥肌の立つようなニュースを目にしました。”素数ゼミ”というのは、幼虫として13年間地中で暮らしてきた”13年ゼミ”の一群と、それよりさらに4年長く地下生活を送っていた”17年ゼミ”の一群が今年2024年夏に同時に地上へ姿を現すと予想されているニュースのことです。その数は1兆匹を超えるとされており、死骸からの悪臭や交通の妨げ、騒音でイベントなどへの影響などが懸念されています。

13と17は素数なので、1とその数以外では割り切れません。その周期が重なるのは最小公倍数である221年に1度なので、2024年は221年ぶりとなる【奇跡の出会い】でもあり、この出会いは太古から続く地球のリズムでもあるのでロマンチックであるといえば聞こえがよいですね。ただ今年はそのような甘いことを言っていられないのが、その規模です。先述しましたが、1兆匹という恐ろしい数のセミの数がもたらす人々への生活支障が問題視されています。

では、セミが発生しなければ万事オッケーなのか?というと、実はそうではありません。逆にセミが大量発生しないのはそれはそれで大問題なのです。太古からのリズムが崩れていなければ221年ぶりに今年の春から夏にかけて大量発生します。しかし、もし万が一セミが現れなかったら…地球温暖化の進行といった深刻な危機の予兆となる。と言われています。「定刻」通りに大量のセミが姿を見せれば、社会の混乱は招くとも、地球が太古からののリズムを守り、ある意味【地球の健全性】を示すひとつの証にもなるそうです。もしセミが大量発生しなければ、地球のこのリズムが崩れていることを示すので今以上に将来を案じなければいけなくなります。

17年ゼミと13年ゼミは約50万年前に同じ祖先から分かれたと推定されていて、今まで周期を定刻通りに刻んでこれたのは、地球の気候変動が許される範囲内にとどまっていたからです。7年前の2017年には、本来2021年に発生するはずの17年ゼミが4年早く羽化する事態が生じていました。すでに世界の平均気温は産業革命前よりも、1℃も上昇しています。寒冷な最終氷期から、温暖な間氷期にいたるまでの約1万年間の長い長い歴史の中で4〜7℃上昇していた計算であるならば、産業革命以前から現在までの1℃超えは、10倍も速く気温上昇している計算になります。

1兆を超えるセミが一斉に鳴き、人間の生活に支障が出たとしても、セミが太古からのリズム通りに生涯を謳歌するのでしょうか?それとも地球のリズムはやはり大きく狂ってしまっているのでしょうか?

今年の夏は大谷選手の打率と共にセミ出現から目が離せなくなりそうです。

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