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健康的なアルコール?次世代のイノベーション!アルコシンスとは?

こんにちは。SDGsを経済的な観点から捉えていて記事をUPしています。eSです。

今年はコロナが第五類に入ってからはじめてのゴールデンウィークでした。多くの人が連休に楽しむ様子がメディアでも放送され、日常を本格的に取り戻しているのだと実感しました。娯楽や旅行や宿泊など、ついついアルコールの量も増えるような場面も増え、お酒離れをしている時代背景とはいえどアルコールの場面が増えているのは事実かと思います。そろそろ本格的な飲酒生活に戻ったものの、二日酔いになると”不安”に襲われる人が多いのだとか。飲んだ翌日の不安という現象はかなり一般的に見られているようで、ソーシャルメディアでは二日酔(hangover)と不安(anxiety)を組み合わせた「#hangxiety(ハングザイエティ)」というハッシュタグも存在するそうです。SDGsの観点から見るアルコールはどのようなパラダイム転換があるのか…今回はアルコールについて記事をUPしたいと思います。

酔っ払う.気が大きくなる.気持ちが悪い…等というだけではなく、ペンシルベニア大学精神科依存症治療センター長のエドウィン・キム氏は飲酒後の不安とは、過剰な心配だったり、人によってはイラつきとして感じられると発表しています。アルコールが脳に与える影響のメカニズムとしては、「ガンマアミノ酪酸(GABA)」と呼ばれる神経伝達物質の働きに干渉するとのこと。GABAは中枢神経系の鎮静や睡眠.リラクセーションに重要な役割を果たす物質のため、アルコールは、普段はGABAが結合する脳内のタンパク質(受容体)と結びつくことによって、GABAと似た効果を引き起こすことが明らかになっています。飲酒をしたときに人々がリラックスしたり、抑制から解放されたりする理由であり、お酒によりまっすぐ歩けなくなったり体のコントロールが失われるのも同じ理由だそうです。

実はSDGsの3:すべての人に健康と福祉をの中には【薬物乱用やアルコールの有害な摂取を含む、物質乱用の防止・治療を強化する】というアジェンダーもあります。その項目を見ると過度な飲酒を控えるためにも、高品質なノンアルコールの存在は代替品として必要不可欠なようにも思います。オックスフォード大学の研究によると、低所得者ほどアルコールの摂取量は少ないけれども、一度に大量のアルコールを摂取するビンジ飲酒が多いと指摘しています。(ビンジ飲酒とは→一度のお酒の機会で60 g以上の純アルコールの摂取することをさします。)

空酔いのできる高品質なノンアルコールを生み出すことで、こうしたビンジ飲酒を減らすることができれば、ノンアルコールによって内臓面の健康を守るということだけでなく、不安やイライラといった精神的な側面に対してもソリューションをもたらすことが絵空事ではなくなるのだと思います。

業界や市場マーケティング的に見ても、レッドオーシャン化しているアルコール市場と比較して、ノンアルコール市場はまだまだブルーオーシャンでとも言えます。新たな商品の開発や導入が、市場に与える価値は高いように感じます。とはいえ、ノンアルコールの製造法ともいえる”脱アルコール技術”がまだまだ発展の余地を十分に残しているため、なかなか技術的な面では追いついていないのが現状だそうです。

その中で今年の1月にノンアルコールに、技術的イノベーションがもたらされるかもしれないとの希望が出ました。インペリアルカレッジオブロンドンのデヴィッド・ナット教授の【アルコシンス】がSDGs仕様にイノベーションを起こすかもしれません!教授は、アルコールの副作用を排し、気持ちの良い酩酊作用などアルコールのポジティブな側面のみを残した【アルコシンス】という全く新しい飲料を開発していて、5年以内の実用化に向けて動いているようです。

大豆を使用したフェイクミートや、動物性ミルクを使わず植物性のミルクを選択するなど…フードテクノロジーなどが隆盛を迎えている今、既存の枠組みにとらわれない、ノンアルコールの在り方が今後も出てくる予感がしてとても楽しみです。

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