毎日する歯磨き。
そして、歯磨きの際に歯磨き粉を使う人も多いでしょう。
子供の頃の私は、歯磨き粉は泡立つ方が好きでした。
理由は「磨いている気がしていたから」です。
また、歯磨き粉の味が好きで、よく大量につけて味わっていました。

しかし、、、
実際には、歯磨き粉に含まれる成分が、体にも環境にも影響を及ぼしていることを知ったのです。
私は早く気づけたので良かったですが、現在もお店にはたくさんの歯磨き粉の種類が並んでいます。
成分を見ると「これはヤバい！」っていうのも普通に置いてあるのです。

今回は、歯磨き粉についてお伝えいたします。
正しい歯磨き粉を使い、歯の健康も環境も守るために、ぜひ最後までご覧ください！

歯磨き粉のヤバい成分！健康面を考えよう

歯磨き粉に含まれる成分には、発泡剤・研磨剤・フッ素などが含まれています。

発泡剤

泡立ちがいいのは、発泡剤が入っているためです。
発泡剤に使われる成分の「ラウリル硫酸Na」は石油系の合成界面活性剤。
これが問題なのは、刺激が強く、毒性があるとも言われており、怖いのが、肌深くまで浸透する性質があるため、肌トラブルや炎症を起こしやすいことです。
口の中なんて、粘膜なので浸透するのが早いでしょう。
また、発がん性が指摘されており、ヨーロッパでは使われていないようです。
発泡剤で泡立ちが良いため、私も好んで使っていましたが、実はこの泡で磨いた気になってしまい、隅々まで歯を磨けていない原因にも・・・。
そうとは知らず、モコモコの泡にして磨いていました。

研磨剤

「クレンザーのように、歯も磨けば綺麗になる」
しかし、それは逆に歯をボロボロにしていました。
研磨剤は清掃剤と表記されるされる場合もあるそうです。
研磨剤に使われる成分には「炭酸カルシウム」「ケイ素」「無水ケイ酸（シリカ）」「炭酸水素ナトリウム（重曹）」などが使われています。
研磨剤を使って磨くと、歯の表面のエナメル質が削れてしまいます。
すると、歯が薄くなり神経に刺激が伝わりやすくなるため知覚過敏になってしまうのです！
また、エナメル質に細かい傷がつくと、そこに汚れが入り込むようになり着色汚れがつきやすくなるという、綺麗にするはずが、汚れやすくしていたなんて・・・。

フッ素

フッ素は、歯の強化や虫歯の抑制といった作用があり、虫歯予防に効果的なため、ガムにも表記されていたりしますね。
フッ素に使われる成分には、「フッ化ナトリウム(FaN)」「モノフルオロリン酸ナトリウム（MFP）」「フッ化第一スズ」などが使われています。
このフッ化物を過剰摂取すると、中毒を引き起こし、吐き気、嘔吐、下痢、悪寒などの症状が出るそうです。
歯磨きで使用する量であれば、大きな問題にはなりませんが、歯磨きチューブ一本を摂取するとなると大変危険なことに。
（昔の私は、味のついた歯磨き粉を舐めていたので危なかったかもしれません・・・。）

マイクロプラスチックが含まれている！

健康面でも危険性を感じたと思いますが、環境にも問題になるものが含まれています。
それが、マイクロプラスチック！
研磨剤に含まれている5mm以下のマイクロビーズの原材料は、ポリエチレン（PE）やポリメタクリル酸メチル などのプラスチックです。
あまりにも小さいので、一度海や川に流れ出てしまうと、取り除くのは難しいとされています。
そして、マイクロビーズをエサと間違えて、海洋生物が食べてしまう問題が起きています。
また、歯磨き粉はダイレクトに口腔内で使用するものです。
小さなマイクロビーズが、洗い流されずに体内に残ってしまうケースもあります。
歯磨きは毎日行う人も多いので、微量であっても、使う年数が長ければ長いほど、体内に取り入れる量は増えてしまいます。
そうでなくても、現代人は1週間にクレジットカード1枚分のプラスチックを取り込んでいると言われているので、注意が必要ですね。

安心できる歯磨き粉

引用：シャボン玉せっけん

では、歯磨き粉は何を使ったら良いのか。
私がおすすめするのは、シャボン玉せっけんハミガキです。
着色料ゼロ・防腐剤ゼロ・合成界面活性剤ゼロなので、安心です！

さらに、歯磨き粉にこだわりたい人は自分で作る方法もあります。
ホワイトクレイや重曹を使ったりして手作りすれば、脱プラにも貢献できますね。
また、日本ではあまり広まっていませんが、フロスを活用するとさらにスッキリしますよ！

まとめ

今でも売られている市販の歯磨き粉は、健康や環境にとって悪影響を及ぼすものが多く存在します。
口のケアはとても大切ですが、毎日使うものなので、この機会に見直してみてはいかがでしょうか？