『どうする、ジェンダー後進国ニッポン~まだまだ足りない女性の力~ 』から
先日のジェンダーギャップ指数145か国中118位という残念な発表にさすがになんとかせねば!と女性議員たちが動き始め集会を開きました。その講演とパネルディスカッションのタイトルです。
講演は、女性弁護士から。
県弁護士会の女性の割合は18%、
会長はまだ1人だけ、日本の女性裁判官は24,3%、女性検察官は27,2%、女性弁護士は19,9%『男女共同参画白書令和6年度版より』まだまだどこも女性の割合が少ないのですね。
ちょうど日本初の女性弁護士となった三淵嘉子さんをモデルにしたNHKの連続テレビ小説「虎に翼」から熱心なお話がありました。「はて?」がキラーワードのようですね。
100年前の女性たちには財産権も参政権もなく、民法では「無能力者」とされていました。そんなおかしさに気づき、初の女性弁護士となり、社会を変えていくというドラマ。
こんな時代に比べると今は男女平等、教育も機会均等になりました。制服も髪形も制約がなく、家庭科も男女ともに受けられる、混合名簿等、子ども世代は対等に教育が受けられています。
しかし大人の意識が変わっていないのだと。
そして、国がやるべきことを定めた憲法で人権を保障することが「立憲主義」だから、国が努力すべきであり、また人々も「はて?」大切にして努力を続けるべきであると結びました。
パネルディスカッションでは、女性の国会議員、県会議員、まちづくりや男女共同参画の推進をしている会の代表。
「女で大丈夫なのか?」と心配される差別意識の強い男社会の中で奮闘されてきた話、
選べる制服や男女混合名簿に変えてきた話、
対等であるはずのコミュニティで、男性の気づかないおかしさを指摘し、対等に動ける男性に変えてきた話など、決して簡単ではなかったと思いますが、信念を持ち闘ってきたように思いました。
国会中継を見るとき、議長が〇〇君、と呼ぶのに違和感を持った人はいませんか?
みんなに君付け、もちろん女性議員にも。国の最高機関でありながら、なぜ?ずっと疑問でした。
調べたら幕末の吉田松陰の平等の考えに由来するものでしたが、県議会でも変えたそうです。○○議員と。これなら違和感ありませんね。
社会や日常生活の中で「はて?」やおかしさを感じたら、我慢せずに変えていくこと、口に出すこと、仲間を募ること、一歩踏み出すことですね。我慢させられてきた女性だからたくさん気づいていると思います。
さあ女性の皆さん、声に出しましょう。日本を変えましょう!