マイアクションNo. 429

【ビーチクリーンを始めたきっかけ】みんなが変わればゴミは減らせる!

私は、茨城から沖縄に移住してきました。

本土の海とは全く違う、きれいな海に白い砂浜の風景に、数年経った今でも癒されています。

私の趣味は、毎日夫婦で散歩をすること。海だけではなく街外れの山沿いを歩いたりします。

台風のような大雨の後に、いつも通り散歩に出かけました。

その時の海岸を見て、とても驚きました。

そこには、大量のプラスチックゴミが打ち上がっていたのです。

実際に、これまでの散歩中にもプラスチックゴミは落ちていました。

しかし、大荒れの天気により今まで以上のゴミが打ち上がっていたことに、とても衝撃を受けたのを覚えています。

そして、その日を境に「きれいな海を残したい!」と強く思い始め、ビーチクリーンを開催することにしました!

ビーチクリーンは市の協力も得られる

初めは、自宅から小さなゴミ袋を持ってゴミを拾っていました。

しかし、これでは散歩中もゴミを持ち歩かなければならず、少し不便でした。

ビーチクリーンはどのように行われているかを調べたら「ボランティア袋」が市から支給されるようでした。

実際に、沖縄のいろんな地域でビーチクリーンを開催している人も見かけます。

「でも、きっと団体でやらないともらえないのかも・・・」と、不安はありましたが、市の担当に問い合わせてみました。

確認したら、個人でも申請をすればボランティア袋はもらえるとのこと!!

また、ゴミの回収まで行ってくれるとのことで、散歩中にゴミを持ち歩かなくて済み、たくさんのプラスチックゴミを集められるようになったのです。

大きなゴミだけじゃない!小さなゴミも問題に

大荒れ後のゴミの量はものすごいですが、自分以外にもビーチを清掃してくれる方もいらっしゃるようで、いつもの海岸は大きなゴミは目立ちません。

しかし、ビーチクリーンを始めて気がついたのですが、砂浜をよく見ると小さく粉々になったプラスチックゴミがたくさん落ちていました。

これは、大きなプラごみが劣化して、割れた破片がボロボロになり小さくなっているものです。

さらに、これ以上小さくなるとマイクロプラスチックと呼ばれます。

直径5mmほどになったプラスチックですが、この状態になってもすぐには無くなりません。

プラスチックは化学物質で、自然界で放置しても数十年は分解されることはないのです。

つまり、小さくなったプラスチックも取り除かないと、今後数十年もの間残り続けるので、細かいプラゴミも拾うようにしています。

海を漂うマイクロプラスチックは小魚の体内へ、そして大きな魚が小魚を食べて、大きな魚が私たちの食卓にあがる。

食物連鎖により、巡り巡って私たちの体内にプラスチックを溜め込むことに繋がります。

どうしてこんなにプラごみが落ちているのか

そもそも、どうしてこんなにプラごみが落ちているのか。

不法投棄などのポイ捨てもありますが、実は家庭からのゴミの流出も大きな要因になっています。

きちんとゴミ袋の口を締めておらず、風や雨で軽いプラスチックが袋から飛んでしまうことが多く見られます。

また、猫や犬が袋を漁って破かれてしまい、そこからゴミが流出する問題も起こっています。

これらは、私たちがゴミの管理をしっかりすることで解決することができます。

  1. ゴミ収集日にゴミを出す
  2. ゴミの口はきちんと締める

このように、少しの心がけでプラごみの流出を防ぐことはできるでしょう。

2050年には魚の数よりプラスチックの量が上回る

これを聞いた時に、ゾッとしました。

ですが、日々の生活で買い物をしたらプラスチック製品は当たり前に存在します。

 

私たちが何も考えずプラ製品を買い続ければ、プラスチックゴミは増え続けていくでしょう。プラスチックはリサイクルが難しく、一度使ったらゴミにしかなりません。

このような問題に、まず「プラスチックの消費を減らす選択」を取り入れて行くべきです。

今はさまざまな企業から脱プラ商品やサスティナブル商品が販売されています。

私も、歯ブラシを竹歯ブラシにしたり、食品ラップをエコラップに変えてみました。

いきなりプラスチック0にすることはできません。

しかし、できることから取り組む姿勢をみんなが持つだけで、プラスチックゴミは減らすことができるでしょう!

ビーチクリーンできれいな海を残そう!

現在、毎月1回開催しているビーチクリーンは、たくさんの人が集まってくれます。

その時に、自分が取り組んでいる脱プラ情報や、ゴミの行方などの知識を広げるきっかけになっています。

プラスチック問題は、自分たちの身近なものが環境問題として大きく影響を及ぼしている。

もう他人事ではなく、自分事として買う選択・選ぶ選択を考えていきたいですね。

 

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