SDGs特選コラムNo. 666

部活動における指導者不足問題を解消!大学生が主催する中高生向け卓球講習会

地方では、技術力などから指導者不足の問題が増加しています。
指導者不足によって、部活動が活発に行われないようになってきたことで、他にも様々な問題が浮き彫りになってきました。

そこで私たち、某私立大学卓球部は指導者不足問題を解決すべく、部活動の一環で、指導者のいない卓球部の中高生に向けて、卓球講習会を定期的に開催しました。
その結果、さまざまな問題の解決に貢献することができました。
今から詳しく解説していきます。

部活動を盛んに行うことで増えるメリット
私たちが卓球の講習会を行ったことで、3つの効果を実感できました。

・運動習慣が身につく
・指導者の負担軽減
・コミュニケーション能力の向上

1つずつ解説していきます。

1 運動習慣が身につく
現在、子供のスポーツをする割合が減少傾向にあります。
その結果、問題となるのが運動不足です。
SNSや携帯端末内でのエンタメの増加により、スポーツをせずに育っていく子どもは増えてきました。
しかし、それでは将来的に健康が損なわれる可能性が高くなります。
私たちが、生徒たちに卓球を通じてスポーツの楽しさを伝えることで、子供達にも日頃から運動をする習慣が身に付きます。
運動習慣が身につくことで、この先の長い人生における健康維持につながります。

2 指導者の負担の軽減になる。
部活動が盛んになったとしても、同時に指導者は、生徒たちの面倒を見るために、時間を使わなければいけません。
そのスポーツが好きな指導者ならまだしも、多くの場合は人手不足によって割り当てられて顧問になっているケースです。
この面から見ると、私たちの活動は指導者の負担を軽減するという非常に大きな問題の解決にもつながっていると考えられます。

3 コミュニケーション能力の向上
部活動の目的は、技術力の向上だけでなく、人間的な成長も非常に重要です。
しかし、部活動が以前より活発さが失われてきたこともあり、中高生のコミュニケーション能力の低下が問題視されてきました。
しかし、このように生徒たちが体育館に集まり、同じスポーツを楽しむことによって、自然に会話も生まれ、コミュニケーション能力の向上にもつながります。
このような時代だからこそ、地域のつながりを守っていくことが非常に大事なことだと、改めて考えさせられました。

まとめ
仕事にワークライフバランスが重要視されるようになった今、部活動の指導者問題は大きな社会問題となっています。
私たち大学生が子供達に卓球を教えることによって、指導者の負担が軽減し、生徒たちの健康維持や、人としての成長につながります。
私たち自身も、地域との関わりを持てたことで、少しは地域活性化に貢献できたのではないかという手応えがあります。
指導者と生徒、それから私たち大学生の全員に良い影響がある試みでした。
ただ私たちだけの活動では、まだまだ指導者不足の問題を解決することはできません。
未来ある子供達を育てるためにも地域を巻き込んで、スポーツ・運動関係の指導者を増やしていくべきです。

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