SDGs特選コラムNo. 12

SDGsの経済成長とは何か?これからの仕事を考える

SDGsの「8.働きがいも経済成長も」では経済成長とディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の達成を目標としています。具体的なターゲットの内容では

「8-4.2030年までに、世界の消費と生産における資源効率を漸進的に改善させ、先進国主導の下、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組みに従い、経済成長と環境悪化の分断を図る。」

とあり、環境保護も伴う経済成長が求められていると思います。

2020年の現在、気候変動は年々深刻化し、自然災害は毎回「経験したことがない」レベル。新コロナの影響で企業の倒産、失業も増えている今、働きかたと経済成長の在りかたを見直す時期になっているのではと思います。

経済成長とは何か。

環境破壊の影響で、資源の枯渇や災害を引き起こしているなか、便利で快適なものだけでなく、自然と共生しながら人が幸せになる「経済成長」でしか、持続可能な未来は見えてこないと思います。

産業革命の時代から、さまざまな産業や製品を生み出してきた私たちだからこそ、自然環境をよくし、人がいきいきと仕事する産業も生み出していけるだろうと思うのです。

大和ネクスト銀行の「社会貢献に関する調査2018」(調査:2018年3月2日~3月5日 対象:全国の15歳~69歳の男女1,000名の有効サンプル)によると、社会貢献活動につながる商品・サービスは積極的に利用したい人が53.6%就職・転職をするなら、社会貢献に積極的な企業・団体にしたい人が51.4%とあり、商品やサービスの利用、就職先・転職先選びにも「社会貢献」は影響を与えるのがうかがえます。

働きかたも在宅ワーク、副業OKの企業が増えつつあり、仕事する場所も種類も複数が可能な傾向。SDGsや社会貢献につながる商品・サービスの開発をこれから進めていく方法として、「働きかた」を見直し、新しい風を取り入れていくこともひとつの策といえるでしょう。

副業で社会貢献を目的とするマッチングサービスも登場

<サービス事例>

社会貢献を仕事にしやすくするためのプロジェクトがでてきているようです。

2020年7月現在。リンク先はアクセスできない場合があります。

・地域貢献副業プロジェクト「スキルシフト」
https://www.skill-shift.com/?new_arrival_page=1

・愛する地域と共感する事業で選ぶプロジェクト型兼業・プロボノweb「ふるさと兼業」
https://furusatokengyo.jp/

・リモートワーカーやテレワーカーに向けた農業作業の副業支援サービス「農 Side Jobs」
https://nosidejobs.studio.design/

公務員の副業解禁事例では、兵庫県神戸市、奈良県生駒市があり、社会貢献にあたる活動を推進。副業によって経験が広がることで、知識やスキルを本業に生かせていく相乗効果も生まれるといいます。

本業を持ちながら、第二のキャリアを築いていく「パラレルキャリア」、専門知識やスキルを社会貢献のために無償で提供する「プロボノ」といった活動もあります。

本業以外に、個人個人も社会貢献の活動をしていくことが、大きな実現=SDGsの「8.働きがいも経済成長も」へつながる可能性が見えてきます。

編集部

TSUNAGOOD編集部です。サイト編集・運営を担当しています。

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