SDGsアプリでスポーツイベントに新たな楽しみ方が増えた!
日本セーリング連盟(JSAF)は、セーリングスポーツを通じ、SDGsの目標達成に貢献するための新しいアプローチとして、革新的なSDGsアプリを導入しました。
このアプリは、「目標14:海の豊かさを守ろう」を中心に据え、スポーツイベントにおいて環境保護の観点とともに新たな楽しみ方を提供しています。
オリンピック競技のスポーツという魅力だけでなく、スポーツ組織として発信力を高める取り組みをみていきましょう。
新たなエンターテイメントの形
SDGsアプリは、出場選手や大会関係者が日常で行うエコ活動にポイントを設定し、スポーツイベントをより楽しく、かつ意義深いものに変えました。
レジ袋の使用を控える、ペットボトルを使わない、ゴミの分別など、日常の小さなエコ活動がポイントとなり、スポーツイベントの当日になる前からイベントに参加していることになります。
さらに、日常的な貢献がポイントとなるため、環境保護への意識が高まるだけでなく、実際の生活スタイルに反映しやすいのも大きなポイントです。
大会当日のイベントや交流拡大の楽しみ
大会期間中には、古いセール(帆)を利用してエコバッグを作るワークショップや、海水採取、ビーチクリーン活動への参加など、特別なイベントが実施されます。
セーラーやボランティアが直接的に環境保護活動に参加する機会になり、競技以外にもスポーツイベントの楽しみが増大します。
また、アプリを通じてボランティアや他の参加者との交流や、環境問題に関する意見交換や情報共有も促されます。
スポーツイベントとして単なる競技の場ではなく、コミュニティ全体で環境に対する意識の向上と結束を深めるプラットフォームへと発展したといえるでしょう。
【アプリの内容】
日々の貢献 | レジ袋をもらわない |
会期中のイベント | 古セール(帆)を用いたエコバッグワークショップに参加 |
交流 | ボランティアと交流 |
*日本スポーツ協会のPDF資料を基に作成
ポイント制と表彰での刺激
アプリは、大会の1ヶ月前から利用可能で、エコ活動に応じてポイントが加算されます。常に自分のポイントと順位を知ることができるので、モチベーションを維持することに繋がります。
大会中の特別イベントへの参加でもポイントが加算されるため、参加者を集めるきっかけにもなり、大会全体の盛り上げに役立ちます。
大会の最終日には、ポイント上位者が表彰される楽しみもあり、環境保護への取り組みを更に促進することでしょう。
まとめ
日本セーリング連盟はセーリングスポーツと環境保護の融合の一貫として、イベントにSDGsアプリを用いました。
このアプローチは、スポーツイベントを新たな次元で楽しむ方法にSDGs達成のための行動という要素が加わり、スポーツを通じたSDGsの目標達成をより強固なものにするでしょう。
今後は、他のスポーツ団体やコミュニティにも影響を与え、広がりを見せる可能性を秘めているため、アプリの汎用性が高まることが期待されます。