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マスキュリズムについて考える

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「性差別」というのが、性別に基づく差別なのであれば、そこにはもちろん「女性差別」と「男性差別」が存在します。  

これに伴って「フェミニズム」が国際的に浸透する一方で、「マスキュリズム」はまだまだ普及していないのが現状です。  

マスキュリズムとは、男性に対する性差別をなくすための思想や運動であり、男性の被害者としての側面、苦しみに着目していくこと。 
例えば下記の例が挙げられます。 

  • 危険な仕事への従事,徴兵 
  • 体力的に女性より高い水準を期待される 
  • 収入など経済的に女性より高いことを期待される 
  • 救助での優先順位,レディファースト 
  • 精神的暴力やあらゆるハラスメントの被害男性が救済されづらい 
  • 性的羞恥心を軽視されること(更衣室が無い、裸での行動の当然) 
  • 法律や制度の不均衡さ(父子休暇など) 
  • 自動的に加害者認定されて排除される(女性専用〇〇など)  

このように「男性」として期待される社会的・性別役割が、生きづらさにつながります。  

女性差別に対する社会の評価が厳しくなっている一方で、男らしさに対する無意識の期待や概念は依然として残っている部分が多く見られます。 

 

男性の生きづらさは、無理やり男性優位を維持しようとしてきた社会から生まれていることを否定はできません。 
男性中心で物事を動かしていく女性差別的な社会システムが、同時に男性たちも苦しめてきていることも理解すべきです。 

ただ等身大で、男性の性にまつわる問題について語れる場はまだ多くはありません。 
「生きづらい」、その根っこは男性・女性問わず苦しめているものと実は同じところにあります。 
誰もが生きやすい社会となるには、性別に関わらず個人としての価値観や意思決定を尊重することが求められています。  

マスキュリズムはフェミニズムの対概念=反フェミニズムではなく、あくまでも並概念として考えたい思想です。 

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    miaki.i

    フランスの小さな町に住んでいます。 関心ごと:衣食住におけるエシカル消費、環境問題、ゼロウェイスト、食にまつわる取り組み、社会問題

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