マイレビューNo. 558

脅威的!12万年ぶりの暑さにどう向き合うのか…

みなさんこんにちは。

SDGsを経済の観点から捉えた記事を主にUPしています。eSです。

202011月アメリカ大統領に選ばれたバイデン氏。大統領選の歴史上、7400万票という最も多くの票を得ました。「分断ではなく結束を目指す大統領になる」と語ってから早くも2年半がすぎました。常に地球温暖化について言及し続けてきたバイデン氏。地球上最も影響力のあるバイデン米大統領は727日の演説で「(連日の猛暑もあり)気候変動の影響を否定できる人はもういないだろう」と述べました。

実は国連のグテレス事務総長も同日、「地球の沸騰が始まった」と語っています。あまりにも恐ろしい言葉に鳥肌が立ちました。なぜそんな発言をしたかというと、7月の世界の平均気温は観測史上、最も高くなるとの見通しがあり、世界に向けて警告を鳴らすべく、国連のグテーレス事務総長は「地球温暖化の時代は終わりました」と述べたのです。そのあとに続けた言葉は、「温暖化が終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と語りました。その発言を受けて、バイデン大統領も世界に向けて大きく発信をしていったという経緯です。

今一度整理をすると…世界機構機関【WMO】が20237月の世界平均の気温が気候観測史上最高値を記録したと発表したところから始まりました。なんと12万年ぶりに最高気温となったそうです。

古気候学者の研究が気になりその背景などを調べてみたので、今回のレビューは何を根拠にして“12万年ぶりの暑さなのかを追求していきたいと思います。

古気候学者は氷や雪の層から、その頃のco2の濃度や当時の雨量までもがわかるそうです。それによると、地球は観測が可能になった80万年間の間で、10万年周期で温暖化と寒冷化を繰り返しているのだそうです。その研究によると、80万年間の歴史の中で125000年前が観測史上でもっとも温暖化になった時なんだそうです。そして今年の20237月はその125000年前を超えたということで大々的に発表された数字そのものだったのです。

18501900年の産業革命より0.52.0度上がると予測されていましたが、事実、今回の気候モデルによると、今年6月に世界の平均気温が工業化前の平均気温を1.5度以上、上回ったとされています。

今年の夏は暑いなぁと感じていますが、日本にいると視野が狭くなりあくまでも自分の範囲内で感想を述べているにすぎません。当たり前ですが、世界の気温まで目が行き届きません。ここでいくつか世界で起きていることをシェアします。

米のアリゾナ州フェニックスでは7月に入り、42度以上の猛暑日が10日以上続いたそうです。42度以上はお風呂のお湯の温度と同じなのでどんだけ暑かっただろうかととても心が痛みます。あまりの暑さでサボテンすらも生きることができずに枯れ始めていると言われています。728日にはアメリカ全体で15000万人以上が高温警報の対象となった。あまりにも異例の数字でした。

それを踏まえてバイデン大統領も声をあげていますが、結果としてまだまだ目に見える温暖化への対策成果がでていません。コロナ禍で経済が止まっていた頃に戻れればなどと安易な声も聞こえている現状です。

経済性と社会性が両輪で回ることが私たちが目指しているSDGsです。目の前の小さな一つに目を向けて大きな未来を変えていきたいです。

    eS

    私たちの欲しいと 私たちの頑張るは 地球と繋がっている…

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