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原料は海藻!?食べられるパッケージ【ノットプラ(Notpla)】を紹介

ペットボトル・プラスチック容器・個包装など、プラスチックが使われる身近なものはとても多いです。
そして、多いだけでなくゴミとして道路に落ちていたり、川や海に流れているのもすごく見かけます。
今回は、このようなプラスチックによる海洋汚染問題やマイクロプラスチック問題などを解決する企業、ノットプラ(Notpla)を紹介します!

食べられるパッケージを作るノットプラ(Notpla)

ノットプラ(Notpla)は2014年に設立された、イギリスのスタートアップ企業です。
名前の由来は、Not Plastic(ノットプラスチック)を省略してノットプラ(Notpla)になっています。
こちらの企業は、持続可能な包装材料の開発をしており、海藻を原料とした生分解性のパッケージを作っているのです。
海藻は成長が早く淡水や肥料を必要とせず、さらに炭素を吸収して、周囲の水を酸性化しない特性を持っています。
その特性を活かして、持続可能な製品を生み出しているのですね!
ノットプラ(Notpla)の製品ラインには、Ooho、Notpla Paper、Notpla Film、Notpla Coatingなどがあります。
特にOohoは、液体を包むことができる食べられるユニークなパッケージとして注目を集めています。

環境へのメリット

ノットプラ(Notpla)の製品は、従来のプラスチックに代わる持続可能な選択のひとつとして、プラスチック廃棄物の削減に貢献しています。
これまでは、ペットボトルや食品容器のリサイクル率は低く、結局は焼却処分になって、資源を無駄にしている現状でした。
ですが、製品の一つ「Ooho」は、飲料や調味料を包むための食べられるパッケージで、従来のプラスチック容器を置き換えることができます。
またノットプラ(Notpla)の製品は、4〜6週間で自然に分解されるので、環境に有害な残留物を残しません!
これが一番すてきなポイントではないでしょうか。
そして、原料となる海藻は成長中に二酸化炭素を吸収し、カーボンフットプリントの削減に寄与します。
つまりノットプラ(Notpla)の製品を使用することで、プラスチック製品の製造に伴う二酸化炭素排出を減少させることができるのです!
さらには、海藻の使用は海洋の酸性化を抑制し、海洋生態系の保護にも貢献し、自然の浄化作用を持ち、海洋環境の健康を維持する役割を果たします。
海藻は再生可能な資源であり、持続可能な包装材料としての利用が期待されています。
Notpla – Making packaging disappear

まとめ

脱プラに取り組む企業の一つ、ノットプラ(Notpla)を紹介しました!
ノットプラ(Notpla)の製品はすべて生分解性であり、環境に優しい特性を持っています。
海藻を原料とすることで、持続可能な資源の利用を活用し、環境負荷を軽減したすばらしい製品であることは間違いないでしょう!!!
プラスチックを徐々に減らして、持続可能な資源で豊かな地球で暮らしていきたいですね。

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