海洋ごみ問題-海洋プラスチックの現状とは?私たちにできる3つのアクション|SDGs14「海の豊かさを守ろう」
こんにちは!
皆さんは海にどれくらいのゴミがあるか知っていますか?「海がゴミで溢れている」というニュース、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。 OECD(経済協力開発機構)の2022年の報告書よると、河川には1億900万トン、海洋には3000万トンのプラスチックが蓄積されています。
なかでも深刻なのが「海洋プラスチック」です。このままのペースで行けば、2050年には海にいる魚の重量よりも、プラスチックごみの量が多くなるという衝撃的な予測も発表されています。
この記事では、海洋ごみの真の原因から、海洋ゴミとはどんなものなのか?私たちが今日から始められる具体的な対策まで、わかりやすく解説します。美しい海を次世代に残すために、私たちに何ができるのか。そのヒントを一緒に探ってみましょう。
これはSDGs 14『海の豊かさを守ろう』のターゲットにも定められていて、SDGsの中で最も深刻な問題の一つとされています。
海洋ごみの正体とは?「海洋プラスチック」がなぜ問題なのか

海洋ごみとは、海岸に流れ着く「漂着ごみ」、海面や海中を漂う「漂流ごみ」、そして海底に沈んだ「海底ごみ」の総称です。
その約6〜8割を占めているのがプラスチックごみです。プラスチックがこれほどまでに問題視される理由は、その「分解されない」という性質にあります。
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生態系への影響: 海洋生物がプラスチックを餌と間違えて誤飲し、命を落とすケースが後を絶ちません。
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人体へのリスク: プラスチックが細かくなった「マイクロプラスチック」を魚が食べ、その魚を人間が食べることで、私たちの体にも悪影響を及ぼす懸念があります。
意外な真実。海洋ごみの8割は「街」から生まれている

「海を汚しているのは、船や漁師、あるいはビーチでのポイ捨てだろう」 そう思っていませんか?実は、海洋ごみの約80%は私たちが暮らす「街」から発生する「街ゴミ」なんです。
海洋ゴミは主に「ペットボトル」や「ビニール袋」「発泡スチロール」など。人々の暮らしと密接に関わっているものが多いのです。これを聞くと、多くの人はおそらく「ポイ捨てなどの投棄ゴミ」や「漁師などの釣具の不始末」などを思い浮かべると思いますが、それが主な理由ではないんです。もちろん、それもあるんですが、割合で言えば多くても「2割程度」なんです。では一体何が主な原因なのでしょう?
街に捨てられたゴミや、ゴミ箱から溢れたプラスチックは、雨や風によって水路や川へ運ばれます。そして、最終的に行き着く先が「海」なのです。 つまり、海から遠い場所に住んでいても、私たちの日常生活が海洋ごみ問題と直結しているのです。直接海にゴミを捨てていないから無関係ではなく、実は僕らの暮らしも海洋ゴミを増やしてしまっている原因になっているのかも知れない事実があるのです。
海洋プラスチック削減のために!今日からできる3つのこと

「個人が意識を変えるだけで、本当に海はきれいになるの?」 その答えは「YES」です。企業や行政を動かすのも、元を辿れば一人ひとりの「選ぶ目」や「行動」です。
1. ゴミを「外」で出さない・持ち帰る
外出先で出たゴミは、確実にゴミ箱に捨てるか、自宅まで持ち帰りましょう。「誰かが拾ってくれるだろう」という一瞬の油断が、大雨の日に海へと流れ出す原因になります。
2. 「プラスチックを選ばない」選択を
エコバッグの持参はもちろん、マイボトルの活用や、過剰なプラスチック包装を避けるなど、暮らしの中に「脱プラ」を取り入れてみましょう。使い捨て製品を買わないことは、海洋ごみの元を断つ最も効果的な方法です。いかにものを大切に使うか?も立派な対策の一つです。日々の暮らしの中で取り入れられるアイデアはたくさんあります。
3. 地域の清掃活動や「ビーチクリーン」に参加する
もしお近くで清掃イベントがあれば、ぜひ一度参加してみてください。実際に自分の手でゴミを拾うことで、問題の深刻さが肌で感じられ、環境に対する意識が劇的に変わるはずです。
私たちの地域ですと海が近いので「海岸清掃」や「ビーチクリーン」などを企業が企画し、地域の住民さんが家族で参加したりしています。最初はハードルが高く感じますが、ゴミ拾いをして地域がきれいになるのは気持ちいいものですよ。別に大きなことをする必要はありません。
「日々の暮らしの中で一人一人が少しのことを心がけるだけで海はきれいになるんです」
まとめ:一人ひとりの一歩が、未来の海を変える
海洋ごみ問題は非常に深刻ですが、決して解決不可能な問題ではありません。 SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」が掲げる持続可能な社会は、あなたの「今日はペットボトルを買わずにマイボトルにしよう」という小さな一歩から始まります。
海洋ゴミを減らすためには、「個人」を初め「企業」や「行政」の協力が必要不可欠です。
しかし、企業の行う「プラスチック削減の工夫」や行政の行う「削減に向けての政策」も
個人の行う「最初の一歩」から始まるものだと思います。一人一人が変われば世界が変わります。
私たちが変われば、世界は必ず変わります。まずはできることから、一緒に始めてみませんか?それがSDGsが掲げる「持続可能な開発目標」そのものだと思います!
参照:
環境省 ecojin 海がプラスチックで溢れる!?
https://www.env.go.jp/guide/info/ecojin/feature1/20250423.html
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2026年4月 加筆修正










