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【SDGs14海の豊かさを守ろう】意外と知らない『海洋ゴミ』と『僕らにできること』【海洋プラスチック】

こんにちは!

皆さんは海にどれくらいのゴミがあるか知っていますか?

実は世界の海には約『1億5000万トン』の海洋ゴミが存在していて、

毎年約800万トンの海洋ゴミが現在も着々と増え続けているんです。

 

これはSDGs 14『海の豊かさを守ろう』のターゲットにも定められていて、

SDGsの中で最も深刻な問題の一つとされています。

この投稿では

海洋ゴミとはどんなものなのか?

分かりやすく説明していきたいと思います。

 

・海洋ゴミってどんなゴミ?
・海洋ゴミの原因は?
・僕らにできること

 

海洋ゴミってどんなゴミ?

 

海洋ゴミとは読んで字のごとく、様々な原因で海に流出したゴミの総称

主に、海岸に打ち上げられた「漂着ゴミ」海面や海中を漂う「漂流ゴミ」海底に積もった「海底ゴミ」の代表的な三つで構成されています。

 

そしてその中でも最も問題視されているのが『海洋プラスチック』と呼ばれる『プラスチックごみ』。

この問題はこのままのペースでプラスチックごみが増え続ければ

2050年には魚よりプラスチックごみの量が多い海になることが予測されているとのこと。

今は明確な実害が出ていなくても、

プラスチックごみを海洋生物が誤飲して命を落としてしまったり、

魚が誤飲したプラスチックを間接的に人間が摂取してしまったりと

『未来に及ぼす悪影響』が懸念されているのです。

 

海洋ゴミの原因は?

海洋ゴミは主に「ペットボトル」や「ビニール袋」「発泡スチロール」など。

人々の暮らしと密接に関わっているものが多いのです。

これを聞くと、多くの人はおそらく

「ポイ捨てなどの投棄ゴミ」

「漁師などの釣具の不始末」などを思い浮かべると思いますが、

それが主な理由ではないんです。

もちろん、それもあるんですが、割合で言えば多くても「2割程度」なんです。

 

では一体何が主な原因なのでしょう?

それは「街ゴミ」なんです。

街ゴミとは、僕らの住んでいる街から発生しているゴミを指し、

海洋ゴミの8割はゴミの漏れだしやポイ捨て、様々な要因で発生した街にあるゴミが

大雨や台風などの自然災害の時に水路に流れ出し、川を通って海に流出していると考えられているのです。

直接海にゴミを捨てていないから無関係ではなく、

実は僕らの暮らしも海洋ゴミを増やしてしまっている原因になっているのかも知れない事実があるのです。

 

僕らにできること

では一体僕らにできることはなんなのでしょうか?

別に大きなことをする必要はありません。

「日々の暮らしの中で一人一人が少しのことを心がけるだけで海はきれいになるんです」

 

1・外出先のゴミはなるべく持ち帰る心がけを

外出先のゴミを家に持ち帰ったり、決められた場所にきちんと処分するだけで

ゴミの流出対策になります。自然災害の影響を受けないようにきっちり処分することが重要です。

2・ゴミを出さない工夫を暮らしの中に取り入れる

「使い捨て製品を買わない」「レジ袋を使わないようエコバックを持つ」など。

日々の暮らしの中で取り入れられるアイデアはたくさんあります。

いかにものを大切に使うか?も立派な対策の一つです。

3・清掃活動などのイベントに参加してみる

市町村ではその地域ごとに様々な清掃イベントが開催されています。

僕らの地域ですと海が近いので「海岸清掃」や「ビーチクリーン」などを企業が企画し、地域の住民さんが家族で参加したりしています。

最初はハードルが高く感じますが、ゴミ拾いをして地域がきれいになるのは気持ちいいものですよ。

 

今回は「海洋ゴミ」について簡単に説明させてもらいましたが、いかがだったでしょうか?

海洋ゴミを減らすためには、「個人」を初め「企業」や「行政」の協力が必要不可欠です。

 

しかし、

企業の行う「プラスチック削減の工夫」や

行政の行う「削減に向けての政策」も

個人の行う「最初の一歩」から始まるものだと思います。

一人一人が変われば世界が変わります。

それがSDGsが掲げる「持続可能な開発目標」そのものだと思います!

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