１　女の子はなぜセーラー服にスカートなの？ 
「男子は学生服、女子はセーラー服」という制服に違和感を持っていた人いませんか？ 
私はずっと感じていました。セーラー服、ってもともと水兵さんの制服なのですね。それなのになぜスカートと組み合わせ女の子の制服にしたのでしょう？  

20年位前に出会った子どもさん、1年中Tシャツと半ズボンで過ごす逞しい女の子でしたがその子も、「絶対セーラー服なんか着たくない」そう言っていました。気持ちはよく分かりました。その頃のシステム上仕方なくセーラー服を着て通学したと思いますが。  

セーラー服、、、分厚く重い、衣替えの季節は暑くてたまりませんでした。スカートは長く、襞があり動きにくいものでした。 
ウールで貧しい田舎の生活にはかなり高額で保護者の負担は大きかったと思います。しかもウールですから、家で洗濯もできません。シーズンオフに1回クリーニングに出すくらいだったように思います。今では考えられず『不潔』という言葉が出てきそうです。  

２　１００年たってやっとブレザーに 
「女は女らしく、男は男らしく」の時代ですから、無理からぬことですが、セーラー服が日本で普及してから約100年位たった今、着やすさを求める声やジェンダー平等が叫ばれ始め、少しずつ変わり始めました。 
ブレザーになり、男の子はYシャツにネクタイ、女の子はブラウスにリボン、そしてスカート。ベストも加わり、いろいろコーディネートできるようになってきました。 
でも、やはり男の子と女の子の制服やはり分けられてきました。 

３　ついにジェンダーフリーに 
でも、でも、ついに男、女ではなく、選べる時が来ました。 
尤も高校では令和になるころには女子のスラックス採用の学校が4割程度あったようです。そして県下の中学校では2年前から多くの学校が採用されていたのですが。  

我が田舎町の全中学校で本年度からようやく制服が変わりました。 
詰襟の学生服、セーラー服をすべて廃止し、ブレザーとポロシャツ、スラックス、スカート、ネクタイ、リボンの自由選択性を採用しました。 
分厚い、暑いセーラー服も着なくていいし、スカートも穿かなくてもいいのです。穿きたい人は男女を問わもずスカート穿けるようになったのです。 

素敵な町になりました！

参考 
https://www.nippon.com/ja/column/g00554/ 
https://www.asahi.com/articles/ASQ825V8WQ7NOXIE00J.html