子どももできるSDGsってなんだろう。未来を生きる子どもたちに伝えられること
息子が学校から帰ってくると、「3Rって知ってる?」「今週1週間、何ゴミが出たか調べる宿題が出た」と、興味深そうに話してくれました。小学校でSDGsについて学んでいるようで、学び出してからというもの、まだ使えるものをゴミとして出すことやスーパーのレジ袋を買うことへの罪悪感など、以前はあまり気にしていなかったことが気になり出したようです。
2020年度から小学校の「新学習指導要領」にSDGsに関する内容が追加されました。 大人だけでなく子どもも SDGs を理解することが求められているのですね。
SDGsは未来の環境や生活を守るために2030年までに解決することを目標に作られました。2030年は今から7年後。今の中学生や高校生が社会に出て働き始めるころです。まだ今は小さい子どもたちも、7年後には自分の将来について考えだしているかもしれません。 そう思うと、未来を担っていく子どもたちが小さいうちからSDGsの意識を持ちながら生きていくことは、これからの地球の未来にとってとても大きな意味を持つように感じました。 子どもたちのSDGsに関する知識や実現する能力を育てていくことは大人の大切な役割なのですね。
子どもたちが、これからも住み続けていく地球の問題を自分事としてとらえられるように。 子どもにもできる、身近な具体例をご紹介します。小さなことから伝えていきましょう。
子どももできる、身近なSDGs
①身の回りの物を大切にする
■文房具は小さくなるまで使う
■おもちゃは本当に好きなものを大切に使う
■物を買うときは、同じようなものを持っていないか、本当に必要かよく考える
■まだ使えるものを簡単に捨てない。再利用の方法はないか考える
②「もったいない」をなくす
■使っていない部屋の電気は消す
■水を出しっぱなしにせずこまめに止める
■ごはんは残さず食べる
③友達と遊ぶ
友達と遊ぶことは、世の中にはさまざまな人がいることを知るとても大切な機会です。 ジェンダー平等や、人や国の不平等をなくすなど、誰もが公平に生きていける社会を目指しているSDGsにとって欠かせない要素です。
④お手伝いをする
今の時代、お手伝いをすることに男の子も女の子も関係ありません。子どものころから性別関係なく掃除や料理などをお手伝いすることで、大人になったときによりジェンダー平等な社会や家庭が築けるのではないでしょうか。 また、一緒にゴミの分別をするなど、 SDGsに直結する行動を伝えていくこともできますね。
⑤みんなに優しく
みんなに優しく、思いやりを持って接することの大切さを伝えていきたいですね。差別やいじめをなくすこと、人間だけでなく動物や植物の命の大切さを知ること、住み続けられるまちづくりなど、さまざまなことの根幹となる心を育てていきたいです。
⑥手洗い・うがいをする
自分だけでなく、まわりの人の健康も守ることにつながります。
当たり前のように思うこれらのことを大人が伝えようと意識しながら生活するだけで、子どもたちの生きる未来は少しずつ明るいものになっていくのではないでしょうか。改めて小さなことの積み重ねと感じますが、未来を生きる子どもたち全員にこの意識が定着し土台となっていくことを願います。
【参考】 https://4yuuu.com/articles/view/30006059