履き心地?それともサスティナブル?
みなさんこんにちは。
SDGsを経済の観点から捉えた記事を主にUPしています。eSです。
今年の春から初夏にかけてデニムジャケットが流行っていて、私もとてもよくきています。
デニムといえば、作製の過程で多くの水を使う事で有名であり、環境汚染の代表作とも言われています。
同じデニムでも、ヨーロッパで大変人気のあるブランドがあります。
それがジースターロウです。
人気の理由と歴史や背景など、今回はこのブランドをレビューしていきたいと思います。
今やヨーロッパデニムの代名詞ともなったG-Star Raw(ジースターロウ)。
以前はヨーロッパ系のデニムブランドの代名詞的な存在と言えばディーゼルでしたが、今ではデニムに関してはディーゼル以上の人気ブランドになっている感もあります。
オランダ発のジースターロウのRawというのは”そのまま”の意味で染色後の加工をしない生デニムにこだわっています。
素材レベルの研究開発を続け、革新的なジーンズを生み出したことでここまでの人気になりました。その人気の最大の理由は履き心地のよさだとも言われています。
立体裁断されたELWOOD(エルウッド)というシリーズは
世界的な大ヒットにもなりました!しかしジースターロウの人気を支えるのはデザイン性や履き心地だけのものではありません。
先述した通りデニム作りが与える環境負荷に対して、いち早く対策を講じてきたのが、ジースター ロゥです。その取り組みは2006年にまで遡ります。けれどその取り組みの始まりは世界一のデニムブランドを目指す途中で、環境に対してもそこに住む人々に対しても”優しいモノづくり”をしたいという思いが形になった、というだけだと言われています。
ジースターロウにはモノづくりの中である考え方を大切にしています。
それが【バリューチェーンレスポンシビリティ】です。
これはサプライヤーも含め、すべての労働者の給料のことも考えながら、廃棄水の処理の仕方など対策をしていくということ。ステークホルダー主義の考え方と同じです。
オフィス、ストアの電気量やランチの廃棄物にまで注目しているのがジースターロウで、デニムをつくる過程だけではなく、会社全体で地球のことを考えています。それは消費者に
【服を選ぶ時にサスティナビリティという正しい選択をしてもらいたい】という創業当初からの想いがあるからだそうです。
その歴史を振り返ると…
2008年にはオーガニックコットン100%素材のジーンズを初めて発表
2013年には使用済みジーンズを20%含む”リニュードデニム”を発表
2017年には廃棄物で染めたデザインや天然素材で染めたデザインを発表
2018年は最もサスティナブルなジーンズを発表
そして3年前の2020年には有害化学物質の排出量を0にすることも達成し、驚かせました。
未来のデニムをつくるジースターロウのおかげで、ジーンズが環境汚染と言われていること自体が過去になることを願い、私も応援消費をしたいと思います。