マイアクションNo. 856

クルエルティフリーの製品やサービスを意識する

クルエルティフリーとは、安全性確認のために、成分や完成品を生きた動物でテストするなど、動物を傷つけたり殺したりすることなく製品が作られることを意味します。

クルエルティフリー認証の製品は、

  • 原料で動物実験を行っていないこと
  • 販売する製品で動物実験を行っていないこと
  • 自社製品やその原料の動物実験を提携する他社に委託していないこと
  • 使用する原材料は、過去10年以内に動物実験を行っていないこと

これらの基準に適合しているものを指します。

動物実験自体、ニュージーランド、EU、インドなど、世界各国の多くで非合法化されているので、これらの国では主に化粧品の動物実験を行うことが違法となります。

クルエルティフリーではない製品は、人間の安全性のために、見えない裏で動物の痛みや苦痛、そして死を伴う動物実験が行われています。
最も有名な「ドレイズ試験」は、意識のある動物(一般的にウサギ)の目や皮膚に実験対象の物質を塗り、一定時間放置してその影響を記録しています。
この検査は大きな痛みを伴い、実験に利用された動物はその後安楽死させられてしまいます。犠牲になるものがあるにもかかわらず、人間と動物は異なる生き物であるため、これらの検査結果は信頼性がないとも言われているのが事実です。

また、大多数の既存の成分の安全性と有効性は何年も前から確認されているので、大多数の企業にとって、実は動物実験は必要ありません。

 

「クルエルティフリー」や、動物由来のものを使用していない「ヴィ―ガン」の製品には上記のような認証マークがついています。現在、多くの企業やブランドも取り組み始め、消費者の動物実験への意識も高まっています。

このようなクルエルティフリーに取り組むブランドや企業の商品を購入し、支援することは、世の中の状況を変え、動物にとってより良い世界を作ることにつながります。
消費者として私たちは「この製品はクルエルティフリーかどうか?」と考えてモノを購入することを習慣づけ、また、いずれは確かめる必要がなくなる社会が実現されるように行動しつづけたいですね。

 

    miaki.i

    フランスの小さな町に住んでいます。 関心ごと:衣食住におけるエシカル消費、環境問題、ゼロウェイスト、食にまつわる取り組み、社会問題

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