犬×福祉の新たな形、すべての人に優しいコミュニティの場となるドッグカフェ

岐阜県各務原市にあるドッグカフェ「Dag」は単に犬と飼い主が楽しめる場所だけではない。運営元である株式会社庭遊館は、障がいのある方も社会とのつながりを感じながら働ける場としてこのドッグカフェを立ち上げ、多様性を受け入れる心地よいコミュニティを築いている。

■ 「Dag」誕生の背景

庭遊館は、庭の設計・施工を通じて、犬を飼う人々の悩みを知り、「犬のための庭づくり」を始め、その中で、福祉施設「ハンズハンズ」の運営を引き継ぐことになり、障がいのある利用者さんが犬と触れ合うことで笑顔が増える様子を目の当たりにした。その経験を生かし、「犬×福祉」の新たな形として、2023年末にドッグカフェ「Dag」をオープンした。

■ 障がい者支援×犬カフェの意義

障がいのある方の中には、人との距離を縮めるのが苦手なことも多いが、犬とは自然と打ち解けられることが多いという。

犬は純粋な気持ちを察し、寄り添うことができるため、利用者さんにとって癒しの存在に。「Dag」では、利用者さんがカフェの運営を支えながら、犬との触れ合いを通じて心の豊かさを感じられる環境を提供できている。

また、犬と関わることで責任感や愛情が育まれ、働く喜びを得られるとともに、訪れるお客さんも温かい気持ちで過ごせる場所に。人と犬が互いに癒されながら成長できる新たなドッグカフェの形だ。

■ 店舗情報