大ハラスメント時代突入!
こんにちは。SDGsを経済的な観点から捉えていて記事をUPしています。eSです。
最近よく聞く言葉で”コンプライアンス的にOUT”というフレーズ。ブラックジョークになって昔はよかった表現でも、今の時代は一発退場のレッドカードとなり得るコンプライアンス。今回はこちらについて記事を書いていきたいと思います。
先日ユニークな話を友人から聞きました。学生上がりの新入社員が上司をセクハラで訴えたとのこと。真意を問われた上司は全く身に覚えのないことに戸惑いました。新入社員の女の子が上司に質問をしたところ、「その件は別途で」と返答したそうです。”別途で”を”ベットで”と聞き間違えた女の子はなんていやらしい!と憤りながら報告をしたという、そんなエピソードでした。聞き間違えなのか、知識のなさなのか、あまり使わないワードだったからか、そもそも上司への信頼がないからなのか、もともとの関係性もあまりよくなかったからなのか…真意はもとい、その上司も思わぬ出来事に面を食らったと思います。
コンプライアンス的にアウトな事例をまとめてみました。
セクハラしか知らなかった私は今の時代のワードの多さに少し面食らっている部分もあります。
みなさんはいくつご存じですか?
【モラハラ】精神的な嫌がらせや虐待のこと。
【アルハラ】職場や社会の中でアルコールに関連した嫌がらせのこと。
【マタハラ】妊娠や出産を理由に女性が職場で受ける嫌がらせのこと。
【ロジハラ】正論を突きつけて精神的に追い詰めること。(ロジカルハラスメントの略からきている)
【ケアハラ】介護をしながら働いている社員に対して嫌味を言うこと。
【ジェンハラ】男性らしさや女性らしさを求めるような発言のこと。(ジェンダーハラスメントの略からきている)
上記の言葉は今やめずらしくないハラスメントの一例です。たくさんあり、まさに今の世の中は”大ハラスメント時代”であって、いつ当事者になるかもわからない時代です。それがLINEの文字かもしれないし、電話での内容を録音してかもしれない、
1on1のzoomMTGの内容かもしれません。いつでも録音録画をし、証拠として持っておく人もたくさんいるといわれています。コンプライアンス違反の代償は非常に大きく、解雇や降格、採用の取り消し、株価下落や、会社の倒産にも結びつきかねません。コプライアンスが原因で倒産した会社は去年では300社にのぼります。
けれどもこうした動きは確かにセクハラやパワハラが少なくなり、企業の倫理的な部分を向上させているので社会的には良い方向に向かっているのは事実です。
何を言ってはいけない。という正解を知っておくというよりは、結局のところ人と人との繋がりが改めて見直されているということだと思います。
多様性の時代になり、自分らしく生きるという人生を選ぶ方が増える中、視野が狭かったり自分の常識を押し付けたり、時代錯誤の中で人を縛ろうとすることがよくないだけであるので、それがたとえ親子の関係であっても、上司部下、コーチと選手、先生と生徒。様々な形の人間関係がある中で、改めて人は人を、人格を尊重することを見直さなければいけない時代になっているのだと思いました。
お互いが高め合える人間関係を構築するということであれば難しいことはない。尊敬の念を持って、私もこれからも人と関わりながら生活していきたいと思います。