マックにモスバーガー、2大ファーストチェーンが取り組むSDGs活動
身近なファーストフード店でも、地球に優しいサステナブルな取り組みが実施されています。
ここでは、人気2大ファーストフードチェーンのSDGs活動を紹介します。
マクドナルド
世界最大手のマックでは、グローバル展開の強みを生かした環境保全やサプライチェーン調達を主軸にSDGsに取り組んでいます。
①プラごみをEVバイク電力に活用
川崎市、昭和電工、マクドナルドの3者共同で行われたプラスチック資源循環の実証事業を実施済みです。
今まで廃棄ごみとして処理されていた使用済みプラスチックを水素にケミカルリサイクルして、川崎市内のマックデリバリーサービスでEVバイクの燃料として再生利用しています。
※実施期間:2020年12月1日(火)~2020年12月28日(月)
②コーヒー豆 RA認証
気候変動の影響を受けやすいコーヒー豆栽培。
2050年にはコーヒーの適正栽培地が現在の50%激減すると予想され、今後美味しいコーヒーが飲めなくなる懸念があります。
マックでは現在、レインフォレスト・アライアンス認証農園から原材料を調達することで、森林や生態系の保護に加えて、生産者の暮らしが豊かになるよう、適切な労働環境を提供しています。
③MSC認証のフィッシュを使用
海のエコラベルと呼ばれるMSC認証取得の、持続可能な海洋生態に配慮された漁業で獲られた天然アメリカ・ロシア産のスケソウダラをフィッシュバーガーに使用。
2019年8月より、グローバルな資源である海洋資源を守る取り組みに貢献しています。
モスバーガー
日本生まれの、日本の美味しさにこだわりを持つハンバーガー専門店。
オープン当初より注文を受けてから出来立てを提供する、フードロスを生まないアフターオーダー方式が特徴です。
プラントベースの「グリーンバーガー」を発売
牛肉の生産には大量の水やエネルギーを消費することから、環境負荷が大きいと問題視されてきました。
その上、牛のゲップから吐き出されるメタンガスには、二酸化炭素の25倍もの温室効果があると言われています。
そこでモスバーガーではソイパテ(大豆が主原料)を採用したグリーンバーガーを、一部店舗で2020年より発売。
宗教や健康への配慮が必要な人でも楽しめるバーガーを提供して話題となりました。
海外で主流のえんどう豆や緑豆、そら豆や玄米ベースの植物性パテやベジバーガーが、今後日本でも増えることが予想されます。。
身近なファストフード店からSDGs活動を捉えると、環境や社会問題に親近感が湧きやすいのでぜひチェックして見てくださいね。
※画像引用
https://www.mos.jp/menu/detail/011358/
https://www.mcdonalds.co.jp/sustainability/food/fish/
※参考
https://www.mcdonalds.co.jp/sustainability/food/coffee/