自分を導くリーダー”リーダーインミー”とは…
みなさんこんにちは。
SDGsを経済の観点から捉えた記事を主にUPしています。eSです。
学生の時の将来の夢は教師でした。GTOや、金八先生といった熱血でアツい先生に憧れ、生徒との信頼関係を育みたいと思っていました。大学では教員免許も取得し、いざ夢を実現しようと思っていた時に現実を知ることにもなりました。教育委員会や父兄との関わり、熱血がパワハラモラハラと言われるようにもなり、教師の不祥事などもたくさん取り上げられるような時代背景から、私たちの時代には親から厳しく言われていた”先生のゆうことをききなさい”とう言葉も死語レベルで聞かなくなりました。
そんな時、古舘さんという番組で”リーダーインミー”という教育プログラムが取り上げられており、学校教育そのものを改革していくという考え方にパラダイムシフトを起こしたのを覚えています。とある小学校は生徒の平均偏差値が70超えというとても優秀な学校のひとつです。しかし、昔詰め込み方式の授業が取り上げられていたのではなく、のびのびと生徒が”自ら学ぶ”という選択をしている姿が映し出されていました。生徒に教えていることが”リンダーインミー”という教育プログラムであり、世界的に金字塔とされている【7つの習慣】を基にしたものだと説明がありました。
リーダーには2つあり、組織を引っ張っていくような影響力を持っているリーダーと。誰もが持たなければいけない”自分の中のリーダー””自分に指示を出すリーダー””自分のことは自分で責任を取るリーダー”つまり、自立を促すようなリーダーも、リーダーであると言われていました。
自立ができるようになるということは、自分から終わりを描いて”今、何をしたらいいのか”を選択できる人。宿題もお手伝いも言われてやるのではなく自分からやる。まさに、大人でも先延ばしにする事ばかりなのにも関わらず、小学校1年生からそのための時間の使い方を学習させているのです。
自立の先には相互依存という、1+1=3以上であるというwin.winな人間関係を築いていける人間教育、人格主義へとすすみます。人と人が違う事は素晴らしいというパラダイムを教えて、違うからこそ相乗効果がうまれるということに導く教育です。肌の色、宗教の違い、性格や考え方、価値観、【自分の常識は他人にとっては非常識】という視点や視座や視野を広く持たせるようなプログラムも中に入っていました。
とても魅力的なその教育は今は日本でも広がっており東京都内や東北地方などでカリキュラムの中に入っているようです。
気になって調べてみたら、リーダーインミーの教育改革はアメリカの、”ABコムース”というマグネットスクールからはじまったようです。ABコムースは不人気な学校だったため、経営がうまくいってませんでした。そこで当時の校長先生が、地域の父兄の方に”子供にどんな大人になってほしいか?”と聞いて回ったところ、
⚫︎たくさんのお友達と仲良くできる⚫︎思いやりのある子供になってほしい⚫︎生涯を通じて誇りある仕事について欲しい⚫︎働くことや学ぶことを楽しめる大人になって欲しいetc…
IQよりもEQを求めている親御さんが非常に多いことを知りました。今までは偏差値を上げ、詰め込むように教育していた教師陣は衝撃をうけ、教育方針を大きく舵を変えることにしたようです。その時に教育プログラムの土台にしたのが、先述した”7つの習慣”です。
1.主体的である2.終わりを描いてから始める3.優先事項を優先する4.winwinを考える5.理解徹底6.シナジーを作り出す7.刃を研ぐ
この7つの習慣を子供にもわかりやすくし、リーダーインミーが教育に入っている子どもたちは”自ら考える””自ら選択する””自ら行動する”力がとても強く、素晴らしすぎて信じがたいと言われるようになったそうです。教育って本当にすばらしいと思いました。
SDGsの中で質の高い教育があります。今の時代は偏差値だけが高くても人とうまくコミュニケーションをとったり、意見を通わせたりすることが何よりも必要だと言われています。質の高い教育は、ただ単純に受験戦争に勝つようなゴールではなく、100年ライフにおいて、well-beingである。ということが何よりも重要だと思えてなりません。
リーダーインミーを受けた子供達のこれからの成長と将来が楽しみです!