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緑のベンチ?水槽?LIQUID(リキッド)3:微生物の力で大気汚染を浄化

生きるために必要な空気。

しかし、自動車の排気ガス・工場の煙、それに加え二酸化炭素を吸収してくれる役割の森を伐採して、きれいな空気を維持することもままならない昨今。

空気汚染はとても深刻な問題です!

そこで立ち上がったのが、セルビアにあるベオグラード大学の研究者たち。

水槽に入った”藻”が二酸化炭素を吸収する、LIQUID 3という装置を開発しました。

LIQUID(リキッド)3とは?  

LIQUID(リキッド)3とは?イメージ画像

LIQUID3は、特殊な水槽内で培養された微細藻類が、光合成を通じて大気中の二酸化炭素や窒素酸化物などの有害物質を吸収・分解するというシンプルなもの。

わずか600リットルの水槽で、樹齢10年の木2本分に相当するCO2吸収能力を発揮するそうです!!!

木を植えるにしても成長するまで長い年月が必要ですし、あまりにも汚染がひどい環境下では樹木さえ育ちません。

しかし、LIQUID3なら水とミネラルだけで藻が育ち、その効果を発揮することができるのは素晴らしいですね!

微生物の力って本当にすごい!!

LIQUID(リキッド)3は街路樹の変わりとして

LIQUID(リキッド)3は街路樹の変わりとしてイメージ画像

都市部の環境といえば、ビルが立ち並び、アスファルトに覆われ、車通りが多く、樹木が少ないのが一般的です。

そのため、地方の自然が多い場所に比べて、大気は汚れていると言えます。

このような都市部で、木を植えるスペースがなくても街路樹の代替案としてLIQUID3が活用されています。

まるでアクアリウムのような水槽は街中でも癒しのスポットになり、ベンチとしても機能。

そして、屋根にはソーラーパネルも設置されており、スマホの充電場所としても使えるという!

東京とかにあったら、映えスポットになりそうですね!!

LIQUID(リキッド)3のさらなる可能性と私たちの取り組み

LIQUID(リキッド)3のさらなる可能性と私たちの取り組みイメージ画像

LIQUID3は、現在も研究開発が進められており、さらなる大気浄化能力の向上や、より多様な汚染物質への対応が期待されています。

また、大気浄化だけでなく、水質浄化や土壌改善など、様々な環境問題への応用も取り組みにあり注目の技術です!

LIQUID3は、まだ始まったばかりの技術ですが、その可能性は無限大と言えるでしょう。

とはいえ、そもそもの原因である排気ガスを減らしたり、森林を元に戻すなど、私たちが汚してきた空気をきれいにするための努力は続けなければなりませんね!

インスタグラム:liquid3_bioreactor

 

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