SDGs投稿記事No. 1032

車椅子で挑んだ海!自身の経験を活かしたい!当事者や親御さんをサポートする側へ。20万人に一人の難病を持つ内藤が副理事長に就任

この記事はPR TIMESのプレスリリースを引用しています。お問い合わせ・詳細は下記リンク先へ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000074318.html

障がいがある人もない人も、誰もが一緒に楽しめるビーチづくりを目指し活動するNPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト(以下、須磨UBP)は、2017年より「できないをできた!に変える」という合言葉のもと活動を続けてまいりました。この度、2020年よりスタッフとして活動してきた内藤が副理事長に就任したことをお知らせいたします。さらなる笑顔と成功体験を皆様にお届けできるよう、新たな体制で取り組んでまいります。

新副理事長の内藤コメント

「車椅子でも海に入れる?」— 新聞記事が私を海へ連れ戻した瞬間

私は20万人に1人の先天性の指定難病を患っています。

幼い頃は活発で、運動や海水浴、アウトドア活動にも積極的に参加していましたが、病気が進行するにつれ、そんな機会もなくなり、数年がたったある日、須磨UBPという団体が立ち上がり、「車椅子でも海に入れる」という新聞の記事を、母親が拝見しました。

久々に海に行かない?と言われましたが、年々インドア派になっていったこともあり、全く乗り気ではありませんでしたが、無理やり連れていかれました。

いざ海を目の前にすると、昔感じた波の音、潮の匂い、太陽の暑さを懐かしく思い、さらにスタッフのみんなの勢いに流され、気付くと海に入っていたことを思い出します。

久々の海はとても心地よく、波に揺られる気持ちよさでずっと入っていたいと思いました。

それから様々なイベントに参加するようになり、いつの間にかスタッフとして巻き込まれていました。

「車椅子だからできること」— 涙を流す親子に教えられた新しい使命

須磨海岸でボランティアスタッフとして参加していたある夏の日、当時2歳の車椅子にのった男の子と、お母さんが歩いていました。

私が「車椅子の子でも海に入ることが出来ますよ、よかったらどうぞ」と声をかけたときに、そのお母さんが涙を流して喜んで男の子と海に入っていかれました。

涙を流してくれたお母さんと、海で楽しんでいる男の子の親子を見て、私の中でも熱いものが込み上げ、もっと深く関わって行きたい、と思いました。

車椅子だから「できない」ではなく、車椅子だからこそ「できる」こと。

当事者だからわかること。自分と同じように障がいをもっている子や、その家族が楽しく毎日を過ごせるようになるきっかけになれるようなお手伝いがしたい。そう思い、今も奮闘しています。

「できない」から「できた!!」へ— 私が描くインクルーシブな未来への挑戦

「先天性の進行性の病気・障がいを持っている。」ということは、自分自身の最大の強みだと感じています。

日々できないことが増えていく中で、自分が経験した「できる」ことが増えていく経験。

それらの経験を活かし、全国にユニバーサルビーチを広めていき、一人でも多くの人が安心安全にチャレンジできる環境を作り、「できない」を「できた!」に変えていけるチャレンジをサポートしていければと思います。
今まで参加してくださった方の笑顔と涙を浮かべながら喜んでくれた親御さんの表情を活力に、今後も誰もが楽しめる居場所を作っていきたいと思います。

 

須磨UBPの今後の展望

これまでに、北は北海道から南は沖縄まで、全国31都道府県59ヶ所で活動を展開し、2024年には須磨海水浴場に144組(過去最多)456名が来場。SDGsやダイバーシティ&インクルージョンの追い風を感じながら、2022年よりこれまで以上に「須磨から、全国へ。」を合言葉にユニバーサルビーチの普及に力を入れています。

2024年には新たな支援プラン「出張未来チケット」を発表しました。このプランは、障がいを持つ子どもたちもみんなが修学旅行や学校行事に楽しく参加できるよう、企業からの寄付で支援する仕組みです。これまで須磨UBPが自費で実施してきた修学旅行での海あそびのサポートを、さらなる持続可能なカタチにするため、新しい支援モデルへと移行するものです。

出張未来チケットの詳細はこちら→https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000074318.html

みんなのできないをできた!に変える須磨ユニバーサルビーチプロジェクト

<法人概要>
法人名:NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト
所在地:兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町1丁目14-10ドルフ21-102
代表者:木戸俊介
設立:2017年11月2日
URL:https://sumauniversalbeach.com/

事業内容:みんなの”できない”を”できた!”に変えるを合言葉に、障がいを持っている方やお年寄り、小さなお子さんまで、誰もが楽しめるユニバーサルデザインなビーチを普及していく活動をしています。令和3年度より、中学社会公民の教科書に「持続可能な未来を目指す人々」と題し、SDGs達成に向けた先進事例として掲載されています。

<主な受賞歴>
・ブルーフラッグベストプラクティス賞世界2位(2023年度)
・観光庁ブルーフラッグ認証事例(2022年度・2023年度 )
・教育出版中学公民の教科書掲載(2021年度 )
・観光庁持続可能な観光の実現に向けた先進事例(2020年度)
・IAUD国際ユニバーサルデザイン賞金賞(2019年)
・ひょうごユニバーサル社会づくり賞(2018年)

<問い合わせ先>
須磨ユニバーサルビーチプロジェクトPR事務局
事務局長 土原翔吾
HP:https://sumauniversalbeach.com/ のフォームより

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編集部

TSUNAGOOD編集部です。サイト編集・運営を担当しています。

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