MiYO ORGANICは持続可能なものづくりを支援する地域循環型の取り組み「アップサイクリング・ワークスペース」をスワニーと共に始動。
近年、SDGs(持続可能な開発目標)は社会全体の課題であり、さまざまな企業が持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現へ向け取り組んでいます。そのうちプラスチックリサイクルにおいては、廃プラスチックを元の原料に戻してから加工する必要があるため資源を使って新しい製品を作るよりコストがかかってしまうこと、また、リサイクル原料を使用した製品品質の担保という2つの大きな課題があります。
これらの課題を解消しつつ持続可能なものづくりを実現するための枠組みとして、社会福祉協議会と企業が連携したUCWSを2023年5月から開始します。このUCWSでは、企業から排出される廃プラ資源を収集後、社会福祉協議会で洗浄・分別・粉砕までを行い、再生材化。アップサイクリングの実現をサポートするとともに、社会福祉協議会と連携することで、これまで課題であった廃プラの再生にかかる工程を企業向けサービスとして実現しつつ、同施設で勤務する障がい者への雇用も創出にも役立ちます。
MiYO ORGANICが知見を持つホスピタリティ業界におけるノウハウを活かした収集〜流通網の構築を、スワニーは再生材の特性を活かした設計〜部品成形、製品化までを支援し、それぞれの企業の要望にあったアップサイクリングの実現をサポートします。
また、企業はこの再生材化材料のまま購入し、自社内でアップサイクルすることも可能です。
UCWSの取り組みから生まれた第1弾のプロダクトとして、MiYO ORGANICから自社製品である歯磨きペーパー ™用ケースを製作しました。
MiYO ORGANICの山本美代は「使い終わったプラスチック製品を回収し、新たなモノに作り変えて循環させていくことで、ゴミを増やすことなくかつ新しい価値もつプロダクトを生み出せると考えています。そのためには、材料の理解と製品としての品質維持するための知見を持つスワニーとの連携はUCWSの取り組みを大きく後押ししてくれると確信しています。」
このUSWSの取り組みは、スワニーが拠点を置く長野県伊那市からスタートします。スワニーの橋爪良博は次のように述べています。「UCWSは、各地方自治体や社会協議会と地元企業が連携することで実現する取り組みであり、全国への展開が可能です。MiYO ORGANICとの連携を通じ、持続可能なモノものづくりを大きく後押しするこの取り組みが全国の多くの企業へ展開していくと期待しています。」
社会福祉法人 伊那市社会福祉協議会:
伊那市社会福祉協議会が経営する障害者就労支援施設には「ゆめわーく」「輪っこはうす・コスモスの家」「さくらの家」の3事業所があり、自主製品の制作販売、地元企業からの受注作業、また企業等へ出向いて行う施設外就労にも力を入れ、3事業所がタッグを組んで障害のある利用者一人ひとりの自立に向けた支援と、利用者が作業等により得る工賃の向上に取り組んでいます。
公式サイト: https://ina-shakyo.jp/
有限会社スワニー:
1970年に弱電・電子機器の製造業として設立、2010年に製品設計会社として事業転換。最新の3Dプリンタと3Dモデリング技術を駆使し、製品の設計、試作、量産化を一貫してサポートする企業として数多くの実績を上げ、事業を急速に拡大しています。その他、行政と連携し完全地産の製造業ご当地お土産プロジェクトや商店街の空きスペースを活用した内職ワークスペースなどの事づくりプロジェクトの発案・主導も行っています。また、3Dプリント樹脂型デジタルモールドなどの新技術も生み出し展開、アイデアを迅速に形に出来る、日本で一番頼ってもらえる設計会社を目指しています。
公式サイト: https://www.swany-ina.com/
Facebook: https://www.facebook.com/SWANY3dp
株式会社ミヨオーガニック:
環境に配慮したライフスタイルを実現するMiYO ORGANICは、自社開発した竹ブラシや歯磨きペーパー、竹綿棒、竹ヘアコームなどを通して、サステイナブルがあたりまえの日常を目指し社会課題に取り組んでいす。「美しい地球を次の世代に」をテーマに、これまでに約140万本の竹歯ブラシを販売し、約14t以上のプラ削減をおこなってきました。2022年には「グッドデザイン賞」を受賞した他、2年連続で「愛知県ワンウェイプラスチック削減取組優秀賞」にも選ばれています。
ブランド公式サイト: https://miyo-organic.com/
Instagram: https://www.instagram.com/miyoorganic_official/