マイピックアップNo. 456

環境に優しい生理用品でコストも削減しよう!

脱プラにむけて、ビニール袋削減・マイボトル推奨などはだいぶ浸透してきましたね。しかしプラスチック削減の中でも、意外と見過ごされている物が生理用品です!!

今回は生理用品が与える環境問題についてお伝えします。

使い捨てナプキンは90%プラスチック混合物でできている

市販で売られている使い捨てナプキンは、ポリエチレン・ポリプロピレン・ポリエステルなどのプラスチックでできています。使い捨てナプキン1枚に使われているプラスチックの量は、なんとレジ袋4枚分に相当するそうです!女性が、生涯どれくらい使い捨てナプキンを使うのかを計算すると、なんと!!

【生涯約9,600枚】の使い捨てナプキンを使い捨てることになります!!

(生理期間5日間で約20枚使用×12ヶ月×40年計算)

ナプキン1枚でレジ袋4枚分、つまり9,600枚×4枚=38,400枚のレジ袋を捨てているということ。しかも、この枚数は一人計算なので、世界中の女性が使い捨てナプキンを捨てているとなれば、、、、。考えたらものすごい量になるのが分かると思います。

使い捨てナプキンは海洋プラスチックごみ5位!

実は、使い捨てナプキンが捨てられていることは珍しくないことです。。その理由は、正しい処理の仕方を知らずにトイレに流したり、ゴミ処理施設がない国などは処分できずに放置されており、次第に川や海に流出してしまうからだそうです。ナプキンと構造が似ているオムツも、同じく川や海に捨てられていることもあります。

日本では、燃えるゴミとして処理されています。しかし、使い捨てナプキンはほぼプラスチックなので、燃やすことで二酸化炭素を排出することに繋がりますね。どちらにしても、使い捨てナプキンは環境に良くないゴミだということが分かるでしょう。

生理用品を買うお金がない?

世界中の先進国でも、経済的に生理用品を買う余裕がない学生が10〜20%いると言われているそうです。使い捨てナプキンは安いとはいえ、月一で使用する物ですし、人によっては経血の量も違います。その都度、費用がかかり続ければ、負担は大きく感じますね。

また、安さで選んだ用品が自分に合わないナプキンだったりすると、横モレの原因になったり、かぶれなど衛生的にも良くない状態になったりして健康も害してしまいます。

生理について話すことを控えていたり、生理が恥ずかしいことだという気持ちがある日本は、性教育についてももっと柔軟な知識を身につける場が必要だとも感じました。

使い捨てナプキンに代わるもの

「使い捨てナプキンに代わるものを使いたい!」「コストをかけずにナプキンを使いたい!」

使い捨てナプキンの環境問題を知ると、代わりになるものを使いたいと行動に移す人も増えてきました!使い捨てナプキンの代わりとしては次の3つがあります。

  • 布ナプキン
  • 吸水ショーツ
  • 月経カップ

これらは、一度買ったら繰り返し使える生理用品なので、コストも抑えられます。繰り返し使うことで、プラごみを減らすこともでき、結果として環境に配慮した製品になっていますね!

地球にも優しい快適な生理ライフを送ろう!

使い捨てナプキンの知られざる環境問題に、驚かれた方もいるかもしれません。しかし、長く続く生理期間があるからこそ「今」、使い捨てナプキンからサスティナブルな生理用品に代えることで、変えられる未来があります!

また、生理や性に対する考えを広げて、正しい知識をもとに環境や健康を保った生理ライフを過ごしていきましょう。

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