マイピックアップNo. 328

エコツーリズムとは

環境省は、エコツーリズムについて「自然環境や歴史文化を対象とし、それらを体験し、学ぶとともに、対象となる地域の自然環境や歴史文化の保全に責任を持つ観光のありかた」としています。 

環境省「エコツーリズム」  

エコツーリズム誕生の背景

第二次世界大戦後の経済発展をきっかけに、それまで富裕層に限られていた観光旅行が広く大衆にまで発展し( マスツーリズム)、これによりゴミの放置・野生動物への餌付け・観光地での落書きなどが増え、自然環境に大きな悪影響を与えました。 

ここに環境問題に対する国際的な意識の高まりも加わり、観光業にも「持続可能な観光」が求められるようになりました。  

エコツーリズムの理念 

①環境保全 

これまでは、観光≠環境保全で、観光は自然環境に悪影響を及ぼすことが多かったです。 

エコツーリズムに基づき自然環境や歴史文化を観光の対象とすることで、その観光業を守っていくために行政や企業がさらに環境保護を図るという好循環が生まれます。 

また、そこに住む地域の人たちも地元の大切な自然を意識でき、より環境に配慮した生活を心がけることができるのではないでしょうか。  

②観光振興 

観光振興とは、環境保全のためだけの観光ではなく、観光としても魅力的であることを意味します。エコツーリズムは、これまで観光資源として捉えられていなかった自然環境や歴史文化に焦点を当てるので、観光客にとってはとても新鮮で、観光業の可能性を広げるでしょう。 

 ③地域振興 

エコツーリズムによりその地域の観光が盛り上がれば、その地域の旅行業者や宿泊業者、飲食業者や運送業者、ガイドなどの観光業者、農家や土産物店など多くの人の仕事が増え、地域経済にとてもいい影響を与えます。  

まだまだエコツーリズムには、 

・環境保全と観光振興のバランスをとるのが難しい 

・エコツアーを行うガイドの確保が難しい 

などといった課題もあります。環境保全に偏り過ぎては経済的効果が見込めず、観光振興に重きを置けば自然破壊が進んでしまうので、そのバランスをうまく取ることが必要です。 

でも、エコツーリズムをうまく実践できれば、環境保全はもちろん、観光業や観光客、地域の人々にもみんなにいい循環が生まれることは間違いありません。 

次回の記事では、エコツーリズムを取り入れたエコツアーをご紹介できたらと思います。  

【参考】 

https://liberal-arts-guide.com/ecotourism/#1-2 

https://honichi.com/news/2020/03/30/ecotourismkadai/ 

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