生ゴミを乾燥させてゴミを減らそう!
料理をすると毎日どんどん溜まっていく生ゴミ。みなさんはどのように処理していますか?
ゴミ回収日まで自宅で保管しなければならない家庭も多く、その間にゴミはかさばり、悪臭やコバエの発生、ゴミ捨て時の汁だれや水分を含んだ生ゴミの重たさなど、ストレスを感じる方も多いと思います。
生ごみを減らす方法として、コンポストで堆肥にするという方法がありますが、都会で暮らしていたりマンションなど集合住宅に住んでいると、コンポストでできた堆肥の使い道がなかったりしてなかなか取り入れることが難しい方もいると思います。
そこでぜひ試してみてほしいのが、「生ゴミを乾燥させる」ということ。
それでは、「生ゴミを乾燥させる」ことでどのようなメリットがあるのでしょうか。
生ゴミを乾燥させることのメリット
生ゴミの約8割は水分でできていると言われています。この水分を乾燥させることで、さまざまなメリットがあることが分かりました。
①腐敗・悪臭の軽減
生ゴミ中の水分がゴミを腐敗させ悪臭を放っていたので、乾かすことで不快な悪臭がだいぶ軽減されます。
②気候変動の対策になる
水分を含んだ重たい生ゴミを運んだり燃やしたりするには、膨大なエネルギーやコストが必要となってしまいます。事前に乾かしておくだけでそれらが不要となるので、CO2排出削減につながるとても環境にやさしいアクションですね。
③ゴミ出しがとても楽に!
生ゴミを乾かすことでゴミの重量も体積も大きく減少するので、ゴミ出しがとても楽になります。
④肥料として使用できる
乾燥させた生ゴミは、有機肥料としてガーデニングや家庭菜園に再利用することができます。
生ゴミ処理機の導入について
生ゴミを乾燥させるときに、ざるなどに乗せて天日干しできたら早く乾燥していいのでしょうが、鳥や虫が寄り付くことが心配な方もいると思います。また、家の中の風通しがいい乾かせる場所があればいいのですが、適切な場所がなかったり生ゴミを広げて置いておくことに抵抗がある方もいるかと思います。
そんな方は、ぜひ生ゴミ処理機の導入を検討してみてください。生ゴミ処理機で乾燥せると、なんと約70%も生ごみを減量できると言われています。最近はインテリアを損ねないデザイン性の高いものや、自動で電力を調整して最低限の電力でしっかりと乾燥させるエコなものまでさまざまな商品が発売されています。自治体によっては生ゴミ処理機を導入するときに助成金を受け取れる場合もあるようなので、ぜひ確認してみてくださいね。
環境にも自分にもやさしい「生ゴミを乾かす」というアクション。
これこそ持続可能な、サステイナブルな取り組みではないでしょうか。