マイレビューNo. 543

勘違いなトイレ!ジェンダーレスに弱い日本の盲点

みなさんこんにちは。

SDGsを経済の観点から捉えた記事を主にUPしています。eSです。

先日宮崎駿監督による新作の映画が公開され、かねてからのジブリファンとしては、われ先に!という気持ちで映画鑑賞の予約を入れようと思いました。お得に観れるとさらにありがたい気持ちを持っているのでレディースデイと呼ばれている水曜日に予約を入れようと思いました。そして気づきました。TOHOシネマズは7月より【レディースデイ】を終了しており、毎週水曜日は【誰でもお得TOHOウェンズデー】に変わり、女性だけでなくお得な価格でみんなが鑑賞できるようになったそうです。TOHOシネマズでは理由は定かにしていないようですがジェンダーレスの考え方に基づいての改正ではないかと言われているようです。

「言うは易し行うは如し」

まさにこの言葉の通り、ジェンダーレスを実行するのはとても大変だと最近特に実感しています。

歌舞伎町に設置されているトイレは【ジェンダーレストイレ】男性も女性も同じ入り口から入るようなつくりになっており、こんな危ないトイレをなぜ作ったのか?と物議をよんでいます。ジェンダーレスは男性と女性をひとまとめにするという考え方ではありません。銭湯やSPAを男女混浴にすることがジェンダーレスではないのと同じです。

日本は世界的に見てもジェンダーギャップがある国です。相変わらず国会には男性や60歳以上のご年配の方が溢れています。世界経済フォーラムが6月に行った各国のデータをもとに男女格差の現状を評価したジェンダー・ギャップ指数。それによると、日本は146ヵ国中125位。去年の116位からさらにダウンという散々な結果でした。女性の立場にたって考える視点が欠落しているから、間違えだらけの【ジェンダーレストイレ】が作られてしまうと言われていました。

そもそも

ジェンダーとは、生物学的な性別によって与えられた社会的、文化的性差を意味しています。生物学的な性別とは、具体的には生殖機能の違いで決まります。赤ちゃんが生まれるとお役所に出生届を提出しますが、出生届に記載される赤ちゃんの性別は、生物学的な性別として、男または女のどちらか一方を記載します。
その一方で、ジェンダーとは社会的、文化的に作られる性別のことを指しているので、いわゆる男性らしさ、女性らしさと表される性差のことを言います。女性だから育休を取れる。女性だから男性よりも初任給が低い。女性だから、女性だから男性だからという物差しをなくすことからはじめなければならない、そんな日本です。

    eS

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