世界のZ世代を変えた社会活動家グレタさんとは…
みなさんこんにちは。
SDGsを経済の観点から捉えた記事を主にUPしています。eSです。
スウェーデン出身の社会活動家であるグレタ・トゥーンベリさん。2019年のCOPでの発言は世界中に衝撃を与え、のちにトランプ大統領とのTwitter上でのやり取りも注目され、2020年にはニューヨークタイムズ誌の【今年の顔】にも選ばれ、若者に絶大な影響力を持つようになった彼女を探っていきたいと今回はレポートすることにしました。
あまりにも有名な方ですが、注目を集めた2019年の当時はまだわずか16歳だったのですね。彼女は2011年8歳の時に気候変動を初めて知り、地球は危機的な状況にあることや、こんな状況だとわかっているのにも関わらず気候変動の対策がほとんど行われていないことに理解ができず、考えれば考えるほどに落ち込み、無気力になりうつ病のようになったと言われています。
その後の2年間は幼いながらにもまずは家族に対して菜食主義を求め、飛行機での移動を禁止したとのことです。お母さんはとても有名なオペラ歌手でしたが、飛行機での移動ができなくなったため仕事を辞めたとと言われています。グレダさんは毎週金曜日は学校に行かずにたった1人で大人に対してのストライキをはじめました。
そして時はたち2019年。あの伝説のスピーチに繋がります。
スピーチは私も動画で何度も見ましたし、個人的にやっているセミナーでも何度も流しました。魂がこもっているので、心が動かされます。少しだけ抜粋して載せます。
「私が伝えたいことは、私たちはあなた方を見ているということです。そもそも、すべてが間違っているのです。私はここにいるべきではありません。私は海の反対側で、学校に通っているべきなのです。それでも、私は、とても幸運な1人です。人々は苦しんでいます。人々は死んでいます。生態系は崩壊しつつあります。私たちは、大量絶滅の始まりにいるのです。なのに、あなた方が話すことは、お金のことや、永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかり。よく、そんなことが言えますね。30年以上にわたり、科学が示す事実は極めて明確でした。なのに、あなた方は、事実から目を背け続け、必要な政策や解決策が見えてすらいないのに、この場所に来て「十分にやってきた」と言えるのでしょうか。あなた方は私たちを裏切っています。しかし、若者たちはあなた方の裏切りに気付き始めています。未来の世代の目は、あなた方に向けられています。もしあなた方が私たちを裏切ることを選ぶなら、私は言います。「あなたたちを絶対に許さない」と。私たちは、この場で、この瞬間から、線を引きます。ここから逃れることは許しません。世界は目を覚ましており、変化はやってきています。あなた方が好むと好まざるとにかかわらず。ありがとうございました。」(全文ではありません)
この言葉は世界中の若者たちを動かし、いわゆる“偉い大人たち“に気づきを与えました。あれからさらに4年。2023年の今でも飛行機での移動はせず、多くの若者を惹きつけ声を上げ続けるグレダさん。彼女が特別な若者でなくなったのは多くの賛同する若者達が増えたからだと思います。それぐらい賛同の波が広がっています。背景にあるのは、温暖化がこれまで考えられた以上に、急速に進み、深刻な状態=“気候危機”にあるという事実です。
“持続可能な世界”を次の世代に残していくための課題解決を行動し続けたいと改めて思います。