継続して良かった!ビーチクリーンで影響を与えた出来事
沖縄の綺麗な海を残すために、ビーチクリーンを1年ほど続けています。
私一人で拾うのではなく、せっかくならイベント事として月に1回募集をかけて開催して呼びかけしていました。
今回は、夏休みの期間に初めて参加してくれていた中学生の話をさせていただきます。
ビーチクリーンに参加してくれた理由
その中学生は「夏休みの課題として、ビーチクリーンを取り入れたい」とのことで親子で参加をしてくれました。
初めての経験に、初めて会う大人達。
緊張していたのか控えめだったけど、もくもくとゴミを拾ってくれました!
毎回ビーチクリーンでは、
「このゴミはどこから来ているかな?」「どんなゴミが多かった?」
という問いかけをしながらコミュニケーションをとり
- ゴミの多くが私たちの日常で使っているものであること。
- そのゴミが街から川そして海に流れている現状であること。
- そして、その原因はポイ捨てだけでなく、ゴミ袋からの漏洩(ろうえい)も含まれている。
- 指定日以外に出すと猫やカラスが袋を破いてしまい、ゴミが漏洩してしまう。
- きちんとゴミ袋を締めていなかったことによる漏洩もある。
などの一連のゴミの流出経路や、ゴミの取り締まりについても話します。
中学生も「うんうん」と頷きながら聞いてくれていました。
毎回、簡潔な説明だけしかできない
そもそも、ゴミの量は日々大量に出ています。
ビーチクリーン自体もとても大切な活動ですが、蛇口の水を締めないと水が溢れてしまうように、ゴミの量を減らさないと溢れるゴミは減りません。
【プラごみを出さずに、繰り返し使える持続可能な取り組み】が必要であることを、いつもビーチクリーンの最後のまとめで伝えています。
それに補足して、綺麗な海が汚れて、海洋生物やサンゴに影響を与えていることや、マイクロプラスチックは私たちの体内にも入ってしまうという健康被害もサラリと話して終了。
毎回、このようなお話を簡単にするだけで終わってしまい、どこまで中学生に伝えられたか不安でした。
学校新聞にまとめてくれた
後日、中学生の保護者の方が会いに来てくれたのですが、今回参加してくれた中学生がまとめた夏休みの課題の学校新聞を持って見せに来てくれました!
ビーチクリーンの後、自分自身で疑問に思ったところや、どれくらいの量のゴミが出ているのかなどを詳しく調べて、手書き挿絵入りでまとめてくれたのです(感動!!)
(ちなみに、この新聞は学校の何かのコンクールに出すことになったらしいです!)
同年代の子供がそれを見て話をすれば、そこからまた輪が広がり、私が企画したビーチクリーンだけでなく、子供達の中でもビーチクリーンを始めてくれるかもしれません。
ビーチクリーンをきっかけに、学校・職場・家族・友達の間で、それぞれ話して取り組んでもらえたら、とても素晴らしい出来事だなと嬉しくなりました!
小さな継続でも変えられる
環境問題やゴミ問題は地球全体の問題なので、一人がどんなに頑張っても微々たる変化しか生まれません。
しかし、一人の取り組みがどんどん繋がって、枝葉のように大きな大木になれば、大きな力になるのだとしみじみ感じました。
これまでビーチクリーンを続けてきて、とても嬉しい出来事でしたので、プラごみがこの世界に無くなるまでこれからも取り組んでいきます!