いつまでも働き続けられる身体と社会の基盤づくり
みなさんこんにちは。
SDGsを経済の観点から捉えた記事を主にUPしています。eSです。
100年ライフという言葉はもはや常識的な言葉となりましたが、2017年流行語大賞にノミネートされていた言葉でもあります。今回は「人生100年時代」とSDGsの関係についてレポしていきたいと思います。因みに、2017年の流行語大賞受賞は「インスタ映え」と「忖度」でした。おしくも大賞には選ばれませんでしたが、2018年から日本政府は人生100年時代構想会議の中間報告として「人づくり革命、基本構想」を発表をしています。
1つ目の発表が、日本では 2007年以降に生まれた子どもの半数以上が、107歳まで生きうるとされたこと。もう1つは、平均寿命世界1位の国をグラフ化すると、寿命が2年ごとに平均2.3年のペースで上昇していること。この2つが発表され、意味するところは、50歳未満の日本人は100年以上生きることを約束された時代を過ごすしているということです。
この話を聞いた時にいったいいくら貯蓄をすればいいのか…そしてそれを産み出せる仕事はなんなのか、仕事はいつまでするのか…80歳から100歳まで寿命が伸びるということは老体に鞭を打って働き続けることなのか、そんな不安を持ちました。
ただ、付け加えて発表されたことは、いま80歳の人は、20年前の80歳よりも健康である!ということです。私たちはより若く、より健康に長い時問を過ごすかつてないチャンスを手にしているそれが科学の力なのか、医療の力なのかテクノロジーの力なのかは定かではありませんが、単純に人生が長くなることや命をおおいに使いきれることは幸せなことですよね。変化や体験を経験する機会も増えるわけです。
そしてつい先日日経新聞に書かれていたことが労働市場でシニア人材が増しているという事実です。70歳以上でも働ける企業の比率は去年の2022年には4割となり、この10年で2倍になったそうです。DXの進化により、もっともっと多くの方がお金のためではなく、社会との関わりや貢献として働くそんな未来が見えます。今日本に求められているのは、それに伴う基盤づくりだそうです。70歳以上の方の労働者は労災を使う割合が多くなるという現実です。仕方ないことですし、容易に想像もできます。そこに対して急務で対策が求められています。
いつまでも元気に社会と繋がりを持ち、人に貢献したい。それが100年ライフにおける人としての大きな役割だとも言えます。基盤作りが未来を変えると思います。