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製薬会社へのインフルエンサーは反ワクチン!脱西洋医学で世界は変わるのか?

こんにちは。SDGsを経済的な観点から捉えていて記事をUPしています。eSです。身体の健康と精神的な健康、両方とも必要であるというwell-beingの考え方が定着してきている中、世界はまた未知の政策方向へと舵を取ろうとしています。

ワクチン反対運動を展開し、「チルドレンズ・ヘルス・ディフェンス」を設立し、代表も務めているケネディ氏がトランプ次期米大統領により厚生長官として指名されました。「反ワクチン」の顔として医療関係者に知られているケネディ氏ですが、とりわけ薬に対しての考え方が飛躍している部分もあるように思います。

ロバート・ケネディ・ジュニア氏のメディアを騒がせた主な発言や主張をまとめてみました。

医薬品の一般向けの消費者広告を中止したい/自閉症はワクチンが原因の可能性がある/学校での銃乱射事件は抗うつ剤に原因があるかもしれない/ワクチンに効果があるならそれを取り上げることをしたくない/麻薬や幻覚剤の販売を抑制するのはおかしい/肥満症薬を売る製薬会社はアメリカ人を愚かな麻薬中毒だと思っているetc…

度重なる過去の危うい発言によってメディアからも非難を浴びることが少なくないケネディ氏が上院の支持を集めるのは難しいとされていましたが、トランプ氏は”自由にやらせてやる”と後押しする姿勢を前面に出しているそうで、ケネディ氏が上院の承認を得られる確率は7割を超えるのではないか?と言われています。特に肥満薬に対して否定的なケネディ氏は、薬だけ飲めば痩せると豪語するCMや広告に対して何かしらの規制を設けるとされています。薬に頼らず食事や生活環境を正しくして自らを健康へ導くという考えを持っているケネディ氏。言っていることは間違ってはいませんが、製薬会社への影響は絶大です。

その影響は米国だけにとどまらず、ケネディ氏が指名された直後の11月18日には日本の医薬品株が一斉に売られたそうです。特に、海外の収益に依存し、肥満症薬の開発を進めている中外製薬は10%近い下げとなりました。ケネディ氏は年々健康寿命を短くしている米国に対して”アメリカを再び健康に…”とスローガンを掲げています。

心も体も健康にすることが今は企業が求められる社会的責任の範囲にもなってきています。心理学者の論文内では、従業員が幸せな状態で仕事をした場合、生産性が31%も向上するという科学的知見もあり、それによって売り上げ37%アップ、創造性が3倍になると発表されています。薬ではなく、ケネディ氏の導きの中で、もともと備わっている免疫力や自己治癒力に論点が注目されるようになったら…心にも体にもより栄養が必要であるとされる社会になりそうです。栄養の基盤は野菜やフルーツに含まれるカロテノイドの量ですが…旬がなくなった野菜の栄養価は60年前よりも20%も落ちています。収穫されてから4.〜5日で50%ほど含有量が落ちるとされていますし、さらに熱による調理方法でビタミンなどは奪われていくと言われています。働き方だけではなく、スマートに栄養を多く摂れるスマートfoodとなり、サプリメントがより注目されそうです。

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