柔らかいコットン素材|その裏側にある問題とは
私たちが日々身につける洋服。
服の素材の一部には、ポリエステル、ナイロン、アクリルなどの化学繊維や革製品があります。
これらの服はマイクロプラスチックを排出したり、大量の水と化学物質を使い作られるので、私は新しく購入することは避けています。
その代わりに、コットンや麻素材などの自然な原料で作られている服を着用しています。
しかし、コットンには、あまり知られていない「闇」が存在します。
私もよく知らないで「コットンは環境に良い」と選んでいたので、ぜひみなさんに知ってもらいたいです!
オーガニックコットンは万能ではない
「オーガニックコットン」と聞くと、環境に優しいというイメージがありませんか?
確かに、オーガニックコットンは、農薬や化学肥料を極力使用せず、自然の力で栽培された綿花から作られます。
しかし、すべての「オーガニックコットン」製品が本当に環境に優しいとは限りません。
GOTS認証の重要性
「オーガニックコットン」と表示されていても、GOTS(Global Organic Textile Standard)という国際的な認証を受けていない製品は、実は農薬を大量に使用している可能性があります!!!
GOTS認証は、繊維製品の有機栽培、製造、加工、流通の全段階において、人にも環境にも配慮した厳しい基準をクリアした製品にのみ与えられるものです。
コットンの生産が引き起こす問題
では、コットンの生産でどのような問題が引き起こされているか挙げてみましょう!
1,大量の水の使用
コットンは、栽培に膨大な量の水を必要とします。
特に乾燥地域での栽培は、水不足を深刻化させる要因となっています。
2,農薬の使用
コットンは虫が付きやすい植物で、害虫や雑草を防ぐために、大量の農薬が使用されます。
これらの農薬は、土壌や水質を汚染し、生態系に悪影響を与えています。
3,生産者の健康被害
農薬の使用で、農民は健康被害を受けています。
マスクや手袋もしないので、農薬に直接触れる農民は、農薬中毒が増えているそうです。
4,貧困と児童労働
コットン生産地では貧困が深刻で、子どもたちが労働力として搾取されるケースも少なくありません。
稼ぐためとはいえ、未来のある子どもたちが犠牲になっているのはとても辛いですね。
5,フェアトレードの不足
フェアトレード認証を受けていれば、生産者が適正な価格で販売できるよう支援できます。
ですが、フェアトレード認証を受けたコットン製品はまだまだ数が少ないのが現状です。
私も、食品はよく見るけど、洋服では見たことないかもしれません。
私たちにできること
これらの問題を解決するためには、私たち消費者の意識改革が不可欠です。
1,GOTS認証製品を選ぶ
購入する際は、GOTS認証ラベルが付いているかを確認しましょう。
2,リサイクルコットン製品を選ぶ:
古着をリサイクルして作られた製品を選ぶことで、新たなコットンの生産を減らすことができます。
3,長く愛用する
ファッションのトレンドに振り回されず、長く着られる質の良いものを選びましょう!
4,フェアトレード製品を選ぶ
フェアトレード認証を受けた製品を選ぶことで、生産者の生活を支援することができます。
私自身もコットンの闇を知らずに、洋服を選んでいました。
これからコットン製品を選ぶ際には、その背景にある問題について考え、より良い選択肢を選んでいきたいです!
私たちの小さな行動が、地球環境と人々の暮らしを改善することにつながっていくでしょう!
まとめ
コットンは、私たちの生活に深く根ざした素材ですが、その裏側には多くの問題が隠されています。
これらの問題を解決するためには、私たち一人ひとりが意識を持ち、行動することが大切です。
GOTS認証やフェアトレードといった認証制度を活用し、より持続可能な消費を心がけていきましょう!