アースオーバーシュートの伸ばし方
こんにちは。SDGsを経済的な観点から捉えていて記事をUPしています。eSです。
今年のアースオーバーシュートデーは8月2日でした。オーバーシュートとは、“目標となる地点を行き過ぎること.適正な位置を超過すること”という意味があります。つまり“アースオーバーシュート“とは地球が1年間に生み出す資源を、年初から数えて人類が使い果たしてしまう日ということです。
2023年は8月2日にその日を迎えました。つまり単純計算をすると今のままの生活をするには、1年間で「地球1.7個分」の資源を必要とすることになります。地球は1つしかないということは誰もが理解していることです。先が見えない逆転劇は存在するのかどうか…今回はどうすればアースオーバーシュートデーの日にちがのびるのか?に着目して記事をすすめていきたいと思います。
実はアースオーバーシュートデーは国別で日にちが異なります。
カタール…2月10日
アメリカ…3月13日
エクアドル…12月6日
ジャマイカ…12月20日
上記が各国のアースオーバーシュートデーです。最も資源を使い過ぎている国は2月10日のカタールで、逆に最も資源の消費を抑えられている国はジャマイカとなりました。
ちなみに日本は5月6日でした。なので世界中の人が日本人と同じような生活をしたら2.8個の地球が必要になってくるということです。
アースオーバーシュートデーの算定基準にもなっているのが「エコロジカル・フットプリント」です。エコロジカル・フットプリントとは“人間の使用量”のことで、その計算式は【人口×1人当たりの消費×生産・廃棄効率】です。なのでアースオーバーシュートデーをのばすのに必要な個人の取り組みは【食と住環境と移動手段】となります。
食品ロスの半分は家庭から出ています。大体1日に1人お茶碗1杯のご飯を捨てているのと同じ量が食品ロスで起きています。作りすぎてしまったり、買いすぎてしまったり、ため込んでしまったり、よくばってしまったり、片付けなかったりと…個人の意識が変われば変化が見込めることがあります。
住環境の改善とは、自然エネルギーの電力会社を検討したり自宅に取り入れたりすることです。夏は暑さに影響されづらく、冬は部屋の暖かさが逃げないような家の断熱を行いエコライフへの取り組み。やはり電気の使用量を抑える工夫をみんなで心がけることは重要です。
消費も意識改革が必要です。ミニマリストというような考え方もよく聞かれるようになりましま。家電は捨てずにお直しや修理やリサイクルを活用するのも一つです。お洋服も、セカンドハンド(中古)で服や雑貨を探してみることや、ものを買うより体験にお金を使う選択も取り入れるのも大切です。
最近では私も大好きな本は図書館で借りるようにしています。
一人一人の取り組みや意識がアースオーバーシュートデーを伸ばすことに繋がりると信じて行動の工夫や改善を続けていきたいと思います。