あのラベルってどんな意味?環境ラベルについて知ろう
環境ラベルは、環境負荷の少ない製品を選択する際に重要になるラベルです。製品の箱や包装用紙に記載されているのをよく見かけますよね。
この記事では、目にすることの多い環境ラベルとその意味を説明しています。
エコマーク
資源採取から廃棄、リサイクルまでのライフサイクル全体を考慮して環境保全に貢献する商品に表示されるラベルです。商品は用途や特徴などによって分類され、そのカテゴリーによって認定基準は異なります。
FSC®︎認証制度
森林認証制度とも呼ばれています。適切な森林管理が行われているという「森林管理の認証」とその認証を受けた森林からの木材・木材製品であるという「加工・流通過程の管理の認証」の2つの認証制度のラベルです。森林管理では生物の多様性や水資源、土壌を保全しているものなどが認証されます。加工・流通過程の管理の認証では違法伐採から由来する木材や木材製品が混ざっていないかということも審査されます。
グリーンマーク
原料に古紙を原則として40%以上利用して作られた製品が使用できる環境ラベルです。トイレットペーパーやちり紙には100%、新聞紙やコピー用紙には50%の古紙が含まれていることによって認証されます。
牛乳パック再利用マーク
使用済みの牛乳パックが原料となった商品に表示されるラベルです。認定を受けた工場の原料を使用していることや製造の際の環境汚染対策が適切であることなども認定の基準となります。トイレットペーパーやノート、カレンダーなどさまざまな製品が対象となっています。
バイオマスマーク
燃やしてもCO2の増減に影響を与えない、生物由来の資源であるバイオマスを使用し品質や安全性が認められている商品に付けられるラベルです。包装容器やインクなどが多く認証されています。
商品を購入する際はこのようなマークを意識してみることでその商品の背景や環境配慮に着目することができるかもしれません。
画像引用: https://www.env.go.jp/policy/hozen/green/ecolabel/