環境にも髪にも優しいヘナカラーを使ってみた
全国にある美容室の数をご存知でしょうか?
あちこちにあるコンビニが約5万軒に対し、美容室(理容室を含める)は約25万軒とコンビニの4.5倍以上も存在するそうです!※2019年現在
その数にも驚きましたが、美容室は環境負荷が高い業界とも言われています。
水の使用量や、シャンプーやカラー剤から大量の化学物質が排水溝に流れ出ていることから、環境に大きな悪影響を及ぼしていると考えられます。
そういった背景から、現在では自然分解されるオーガニックなものへシフトしたヘアサロンも増えているそうです。
今回は、私自身が環境にも負荷をかけないヘアカラーにチャレンジしたので、シェアしたいと思います!
環境に優しいヘナカラー
数年前から、自然に優しいヘナカラーは美容室で人気を集めています。
私の母親も、白髪染めする時にヘナカラーにしています。
ヘナはハーブの一種で、インドでは薬草として、ヨーロッパではマニキュアとして使われていたそう。
天然由来成分のヘアカラーで化学成分を含まないため、安全なヘアカラー剤と言われていますが、個人によっては過敏反応を引き起こすことがあるため、事前にパッチテストを行うことをおすすめします。
従来の化学的なカラー剤に比べて、ヘナは環境に優しく水質汚染のリスクを低減します。
また自然由来なので、肌や頭皮、手に触れても荒れの心配も少ないです。
牧草のような心地よい香りが特徴的。
iHerbで購入したヘナカラーで染めてみた
最近は、スーパーでもオーガニック商品としてヘナカラーが売られるようになっています。
私が使ったのは、iHerbのRainbow Research(レインボーリサーチ)のヘナ製品です。
1976年に創業した天然成分のヘアケアを製造してきた家族経営のメーカーで、色の種類も8種類あります。
まるで調理!ヘナカラーの準備が楽しい
市販に売られているような、液剤を混ぜるようなものは添付されていません。
ヘナパウダーだけなので、他の準備は自分で揃える必要があります。
※下記のものは必ずではなく、お湯で溶いて使うだけでも効果はあるそうです。
【準備する物】 ・コーヒーor紅茶 ・お酢 ・オリーブオイル ・塩 |
コーヒーや紅茶を使うと染まりやすいそうです。
お酢にはクエン酸が含まれているので、ツヤツヤになる効果があり、私はリンスにクエン酸を薄めて使用していますよ。
オリーブオイルを使うのは、乾燥しやすいヘナパウダーをしっとり保つために入れるとか。
中には、生卵を使ったり、ヨーグルトを入れたりする方もいらっしゃるそうです!!
調理するように作っていくので、ちょっと楽しいですww
放置時間が長いので、リラックスタイムとして活用
ヘナカラーは通常よりも、放置時間が長く必要です。
化学成分が入っていない分、髪にゆっくりと馴染んで自然な色合いを実現します。
私は5時間放置しましたが、その間は、ゆっくりと読書や映画をみたりしてゆっくりした時間を過ごしました。
繰り返し使うことで、髪質や頭皮にも良い
化学成分が入ったカラー剤は、頭皮や髪も傷めるので繰り返し染めるとボロボロになってしまいます。
しかし、ヘナカラーは使えば使うほど髪がツヤツヤになります。
また、頭皮の毛穴もすっきりするのも嬉しいです!
ヘナカラーを扱ってる美容室の友達から聞いた話で、インドではヘナカラーをしたら当分髪の毛を洗わなくてもキレイを保てるそう。
現在のシャンプーやリンスは、必要以上に洗浄とコーティングをしてしまい、本来備わっている浄化力を下げてしまっているのではないでしょうか。。。
ヘナカラーの特徴
初めてヘナカラーで全体に塗りましたが、全然染まらずに「??」と不思議に思っていました。
「ヘアカラー」と聞くと、全体が染まるイメージを持ちますが、ヘナカラーは黒髪の場合、カラーがしっかり染まらないことがあります。
ヘナは白髪染めに非常に効果的であり、日本人の黒髪には色が入りにくいようです。
それを知ってから、白髪の伸びた部分だけに塗るようになりました。
ちゃんと染まって、白髪も目立たなくなっていますよ。
匂いは化学香料のようなキツイ匂いはしませんが、代わりに牧草のような草の匂いがします。
この匂いは数日残るので、気になる方ももしかしたらいるかもしれません。
私も初めは気になりましたが、4回ほど使用したら慣れました。
環境にも優しいもので、おしゃれを楽しもう
ヘナカラーは、普段のカラーよりも時間や手間がかかります。
しかし、薬剤を使ったカラー剤で頭皮も髪も傷め、さらに環境に負荷をかけてまでおしゃれをするなら、ヘナカラーで環境にも配慮し、自分の体も労わっておしゃれした方が何倍も素敵ですよ!!
ぜひ気になった方は、ヘナカラーを使ってみてくださいね!