イルミネーションとSDGs
イルミネーションが魅力的な季節になりました。
町おこしのイベントだったり、集客だったり、企業アピールだったり、私の住む小さな町にもイルミネーションがあちこちに見られます。
最近は、個人宅にも増え、家全体にたくさんの電球が飾られるようにもなりました。家がまるで物語のお城のようです。
とてもきれいですが、夜は何時ごろまで点灯しているのでしょう。
電気代はいくらかかるのでしょうか。
個人宅でも電気代が月4万円もかかるらしいです。この省エネの叫ばれる今日、どうなのだろう?と考えてしまいます。
その家の人には見えないのだから、家の中に飾れば電気代も少なくて済むのに、、、そんなことも考えてしまいます。
でも「SDGsのイルミネーション」というニュースを見ました。
これまで電球を10個使っていたところを1個にし、高低を付けたり配置を工夫したりすることでメリハリのあるイルミネーションにしました。ですから従来のと比べても見劣りすることのないイルミネーションができあがりました。観客も「素晴らしい取り組みですね」と感心していました。
部分的ですが、電気代が90%以上カットできたそうです。とてもすごいことです。
また各地でもサスティナブルなイルミネーションの取り組みが始まっていました。
・従来の電球から、LED電球に変えるところも増えてきました。一番ポピュラーな方法でしょう。電気代は1/3ほどで済みます。
・たくさんのポリエステル板の雪の結晶を、大きなツリーに見立てて飾り付けたところもあります。光の反射を利用してみごとなクリスマスツリーができています。
さらにこれは、クリスマスが終わると細かく分解されて、衣服やペットボトルに再生されます。
・イルミネーションの地産地消に取り組んでいる地域もあります。飲食店から回収した食廃油をバイオディーゼル燃料としてイルミネーションを点灯させています。
・太陽光や風力発電など、自然エネルギーだけを利用して点灯させるイルミネーション。
・電球をリサイクルガラスから作ったイルミネーション。
・点灯時間は、施設の営業時間に合わせているところが多い。
年々にぎやかに派手になっていくイルミネーションですが、自治体や企業でサスティナブルなアイデアを駆使し持続可能な社会を目指し努力していることが分かります。
明るい明日が待っていそうですね。