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フードロスを削減するクラフトアイスクリームブランド「KIKI NATURAL ICECREAM」

フードロス問題は、よく耳にするようになり、家庭やコンビニ・飲食店などもロスを出さない取り組みを始めています。
しかし、そもそもの素材である野菜などの食材に関しては、まだまだ厳しい現状があります。
日本は見た目に厳しく「形がいびつ」「色が変」「大きさがバラバラ」というだけで、出荷できずに放置されています。
その他にも、間引いた野菜や、潰れてしまった果物、パンの耳など、規格外やB級品、副産物など、製品になる前にロスが生まれることもとても多いのです!!

そこで、立ち上がったのが、青果ミコト屋が手がけるクラフトアイスクリームブランドの「KIKI NATURAL ICECREAM」です。

規格外の野菜と果物が生まれ変わる

青果ミコト屋が手がけるクラフトアイスクリームブランド「KIKI NATURAL ICECREAM」は、単なるデザートではありません!!
売れ残りや形、色がいびつなために規格外とされる野菜や果物、さらには出荷されず畑に放置される野菜など、通常であれば廃棄される運命にある食材を積極的に活用しています。
この取り組みによって、フードロスの削減だけでなく、食材が持つ本来の美味しさや栄養価を最大限に引き出すことが可能になっています。

たとえば、見た目が悪いために市場に出回らないが、味や栄養価は全く問題のない野菜や果物を使用し、それらを一つ一つ手作業で丁寧にアイスクリームへと加工します。
これにより、素材の持つ自然な甘さや風味が活かされた、他にはないクラフトアイスクリームが誕生するのです!

フードロスが引き起こす問題とその解決策

フードロスは、世界中で深刻な問題となっています。
現在、世界で生産される食料の約5分の1が廃棄されていると言われており、これは約10億トンの食料が無駄にされていることを意味します!
7億8,300万人が飢餓に苦しむ中、食料全体の5分の1が廃棄処分に

日本でも、年間約523万トンの食料が廃棄され、そのうち約3割が家庭からの廃棄です。
フードロスは、廃棄された食料は腐敗し、メタンガスを発生させて、環境にも悪影響を及ぼします。
メタンガスは二酸化炭素の約25倍もの温室効果を持つため、地球温暖化の一因となっているのです(ちなみに、牛のゲップもメタンガス)。

さらに、食料を生産するためには大量の水やエネルギーが必要であり、それらが無駄にされることで資源の浪費も深刻化しています。

SDGs達成に向けた企業の挑戦

国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)には、フードロス削減が明確に位置付けられています。
目標12「つくる責任 つかう責任」では、2030年までに小売・消費レベルでの一人当たりの世界の食品廃棄を半減させることが掲げられています。
こうした背景から、フードロス削減は地球環境保護と持続可能な社会の実現に不可欠な課題とされています。

KIKI NATURAL ICECREAM」のような企業は、この目標達成に貢献するための一つの具体的な解決策となるでしょう!!
売れ残りや規格外の食材を利用することで、廃棄される運命にあった野菜や果物が新たな価値を持って生まれ変え、また消費者に対してもフードロス問題への意識を高めるきっかけを提供しています。
美味しいアイスクリームを食べながら、環境保護やフードロス削減に貢献できるという新しい価値観を広めていくことが期待されますね。

まとめ

今回は、売れ残りや規格外の野菜や果物を活用することで、フードロス問題の解決に挑戦している「KIKI NATURAL ICECREAM」について紹介しました。
この取り組みは、環境保護やSDGsの達成にも大きく貢献しており、消費者に対しても持続可能な生活スタイルを教えてくれます!
美味しさと環境への配慮を兼ね備えたこのような企業は、今後ますます注目を集めることでしょう!!

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