プラントベースとは？
プラントベースとは、食事のスタイルや食材の選択のことを指し、
プラントベースの食事では、植物性の食材（野菜、果物、穀物、豆類、ナッツ、種子など）を中心に
摂ることが特徴です。
一方で、動物性の食材（肉、魚、乳製品、卵など）の摂取量を減らすか、排除する場合もありま
す。
プラントベースとSDGs
プラントベース（植物由来）の食品や飲料は、SDGs（持続可能な開発目標）のいくつかの目標に
貢献することができます。
以下に、プラントベースの食事がSDGsにどのように関連しているかをいくつか紹介します。

健康と福祉（SDG 3）
プラントベースの食品は、野菜、果物、穀物などの植物性の食材を中心としているため、栄養素
が豊富で健康に良いとされています。バランスの取れたプラントベースの食事は、心血管疾患や
肥満、糖尿病などのリスクを低減する助けとなります。

持続可能な食料生産と食品安全保証（SDG 2）
プラントベースの食品は、動物性の食材に比べて水と土地の使用量が少なく、温室効果ガスの
排出量も低い傾向があります。また、持続可能な農業プラクティスや有機栽培などの採用によ
り、環境への負荷を軽減しながら食料生産が行われます。

温室効果ガスの削減と気候変動対策（SDG 13）
プラントベースの食品は、畜産業に比べて温室効果ガスの排出量が低いため、気候変動に対す
る負荷を軽減する役割を果たします。特に、肉や乳製品の代わりにプラントベースの食材を選択
することは、地球温暖化の緩和につながります。

人間の健康と福祉へのアクセス

プラントベースの食品は、植物性の食材に基づいているため、異なる食文化や宗教的制約を持
つ人々にもアクセスしやすくなります。また、プラントベースの食品は通常、動物性の食品よりも
経済的にも手頃な価格で提供されることがあります。

日清食品のプラントベースの取り組み

日清食品ホールディングス株式会社は、植物由来の食材を活用したプラントベースの商品を幅
広く展開しています。
2023年5月には、動物由来原料を一切使用せずに”うなぎの蒲焼” の食感や見た目、風味を再
現した「プラントベースうなぎ」の開発に成功しました。
プラントベースの製品には、植物性たんぱく源として大豆、豆乳、豆腐、野菜、穀物などが使用さ
れています。
これらの製品は、植物性食品を好む人やベジタリアン・ビーガンの方々に選択肢を提供するだけ
でなく、持続可能な食品選択を促進する役割も果たしています。
日清食品ホールディングス株式会社が提供するプラントベースの製品は、市場での需要の増加
に応える形で開発されています。
そのため、植物ベースの食品に興味がある方にとって、多様な選択肢を提供しています。

プラントベース商品を身近に

プラントベースの食品や飲料の普及は、持続可能な食料システムの構築や地球環向けた重要な一歩です。
これらの取り組みを進めることで、複数の目標にアプローチすることができ、より持続可能で包括
的な社会の実現につながります。