マイピックアップNo. 961

大相撲は女人禁制だけど、SDGs?

名古屋場所が始まりました! 
今回は、相撲とSDGsについて考えてみましょう。  

相撲、、、ほぼ裸で裸足、素手での闘い。身に着けるのは『まわし』だけで他の競技のようなユニフォームも道具もいりません。どこからSDGsに切り込もうか、と考えていましたが、考える必要はありませんでした。相撲そのものがサスティナブルなスポーツでした。  

稽古まわしは水とタワシで汚れを落として天日干しし、上質のまわしは、洗えない生地なので汚れを落として天日干しすることで殺菌しているそうです。こうすることで環境保護にもつながりますね。 


また、力士の日常の服装は、いつも天然素材、木綿の浴衣です。 
浴衣は、1枚の反物から作られ、洋服と違って切りくずを出さずにできます。そして持ち物は風呂敷に包み持ち歩き、レジ袋とか紙袋などの無駄なごみを出さないように心がけているそうです。  

相撲といったらちゃんこ。これがまたサスティナブルなのです。

1.『エシカル消費』に心がける。
2.『手前どり』に心がける。
3.地元産の食材を選ぶ。
4.野菜の皮、葉、茎、切れ端も調理して食べる。
5.食べきれる量を作る。
6.残さず食べる。 

等など、SDGsを考えながら作って食べているとのことです。  

でもSDGs目標⑤のジェンダー平等だけはどうにかしてほしい課題です。 

大相撲の土俵には女性は上がってはいけない、つまり女人禁制なのです。日本の国技なのに、、、女は穢れているとの昔からの女性蔑視の考えがずっと生きている残念なスポーツでもあります。 
(しかし調べてみると、日本に古くからあるスポーツであり国技として認識されているだけで、制定されているわけではありませんでした。)  

ただ2018年の巡業中にあいさつに上がった当地の市長さんが突然倒れ、救命に土俵に上がった看護師たちに「下りなさい」とアナウンスがあったそうです。結果的に一命を取り止めた勇気ある行動に対して謝罪もあったのですが、しきたりか人命かと問われれば言わずもがな人命ですよね。 

おかしなしきたりは変えていきたいものです。 

ただ今の女性は強いです。相撲そのものができないわけではありません。女相撲も頑張っています。 
男子部員がいなくなった高校で女子数人が部員となり部の存続に貢献しているというニュースも聞きました。わんぱく相撲女子全国大会というのも開催されています。高校や大学の女子相撲もたくさんあります。 

がんばれ!女性力士たち!                   

参考 
https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/11712 
https://blog.kimonorecipe.com/sumo-kabuki-yukata/  
https://ja.wikipedia.org/wiki/ 

    スポンサーリンク
    この記事はいかがでしたか?よければ「Good」してください。
    1+
    あなたのコメントが役立ちます!コメント募集中!
    0 件のコメント
    Inline Feedbacks
    View all comments