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海外ではNG!?日焼け止めがサンゴを破壊する

まもなく、夏真っ盛りに突入!!多くの人々は、夏のリゾート地で快適に過ごすために日焼け止めを使用するでしょう。

しかし、、、なにげなく使っている「日焼け止め」。これが海洋生態系に与える影響は深刻なものとなっていることをご存知でしょうか?

日焼け止めを使うとサンゴ礁を破壊!

日焼け止めがどうしてサンゴ礁を破壊するのか?これは、日焼け止めの成分に原因があります。

日焼け止めには一般的に、下記のような化学物質が使われています。

  • 酸化チタン
  • 酸化亜鉛
  • オキシベンゾン
  • オクチノキサート
  • ホメオサラテ
  • オクティサルベン
  • オクティノクリレン

上記以外にも、たくさんの成分が使われているので覚えるのは一苦労しますね。。。

これらの日焼け止めに含まれる化学物質が海水に流出すると、サンゴ礁に対して毒性や破壊的な影響を及ぼす可能性があるのです!特に、酸化チタンや酸化亜鉛などの【紫外線吸収剤】が主な問題物質とされています。

海外ではすでに使用禁止

サンゴ礁にとって有害な化学物質が含まれる日焼け止め・スキンケア商品の販売や利用が禁止される場所も出てきています。

パラオ:2020年1月1日よりオキシベンゾン、オクチノキサート、オクトクリレン、エンザカメン、トリクロサン、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、ベンジルパラベン、フェノキシエタノールの10種類の化学物質を含む日焼け止めやスキンケア製品の販売・使用を禁止!

ハワイ:2021年1月1日からオキシベンゾンとオクチノキサートを含む日焼け止めの販売が禁止!

ボネール:2021年1月1日からオキシベンゾンとオクチノキサートが含まれるすべての日焼け止め製品の使用を禁止!

このように、一部の海洋保護区域では日焼け止めの使用が制限されて積極的な対策が取られています。

環境に優しい日焼け止め

とはいえ、日焼け止めを使わないと、強い日差しの中では肌にダメージがありますね。そこで、海洋生態系の保護を目指す研究者や環境団体も、環境に優しい代替品の開発や普及活動に力を入れています。紫外線吸収剤フリーの製品もたくさん出てきているので、いくつか紹介します!

サンゴに優しい日焼け止め

出典:さんごに優しい日焼け止め

こちらは売り上げの一部がサンゴ礁を守る活動に寄付されます!またアルミ缶に入っているので、プラステックフリーなのも嬉しいですね。

インスタグラムサイト>>>https://www.instagram.com/sango.okinawa/

リトルハンズハワイ

出典:リトルハンズハワイ

100%ナチュラル成分で、赤ちゃんから使えます!こちらも紙パッケージだったり、缶タイプでプラスチックフローです。

インスタグラムサイト>>>https://www.instagram.com/littlehandshawaiijapan/

WELEDA

出典:WELEDA

ヴェレダは、オーガニックコスメブランドの世界的パイオニア!天然由来成分100%、紫外線吸収剤不使用で、敏感肌の方におすすめの日焼け止めになっています。

インスタグラムサイト>>>https://www.instagram.com/weleda_japan/

ママベビー

出典:ママベビー

70年の歴史を持つ医療機関向け製薬会社生まれのオーガニック&ヴィーガンブランドの日焼け止めです!石鹸で落とせるのも使いやすいポイントでしょう!

インスタグラムサイト>>>https://www.instagram.com/mammababy_jp/

地球に優しい日焼け止めを使おう

もしこのままサンゴが絶滅し、海洋の生態系が崩れてしまうと、私たち人間にも影響が出てくるのは時間の問題です。なにげなく使っている日焼け止めが、サンゴを破壊していると分かれば、使う選択を変えれば良いだけです!一人ひとりの責任ある行動が大切であることを忘れずに、素晴らしい夏を楽しんでくださいね!

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