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フードロスは他人事ではない?意識改革で解決するSDGsとゴミの問題

SDGs以前から問題視されていたゴミ問題、その解決はフードロスへの認識にヒントがあるとされています。そこで今回はフードロスの現状や今後必要な認識について紹介していきたいと思います。

ゴミ問題の代表は食品廃棄物??

日本はかねてより資源の有限を感じており、その反面増え続けるゴミ問題について危機感を募らせていました。例えば環境省の発表によると2018年度のゴミ総排出量は年間4,274トン、東京ドームで換算すると115杯ほどのゴミを排出していることが確認されています。

(引用元;https://www.env.go.jp/press/109290.html

そのうち50%を食品廃棄物が占めており、多くの生産者がフードロス削減に向けて挑戦しているものの問題解決にはほど遠い状態といえます。

フードロス問題は生産者だけの責任ではない

SDGs目標12.14に取り上げられるフードロス問題ですが、多くの企業はすでに問題解決に向けて挑戦しています。しかし問題が解決しない訳はどこにあるのでしょうか?

食品ロス問題ジャーナリスト・博士の井出留美氏によると一般消費者がゴミ問題を他人事として考えている点にあると述べています。

フードロスによって発生する無駄なコストは大きく、廃棄コスト及び焼却コストが発生します。廃棄コストは商品の値段に、焼却コストは税の無駄遣いへと繋がり、消費者に反動が返ってきます。しかしながらフードロスは生産者の責任であるという見解が強く、消費者の購買パターンが変わらないためフードロスが解決しづらいとされています。

身近なフードロス対策とは?

消費者が認識を少し変えるだけでフードロス問題は大きな進展を見せます。

例えば消費者が問題意識を抱き、買い物の際に陳列手前の商品を購入するだけでフードロスは少なくなります。フードロス問題が誰にとっても身近な問題になった時、ゴミ問題の解決に近づくのではないでしょうか?

まとめ

さて今回はフードロスとゴミ問題、SDGsの繋がりを紹介してきました。明日からできる小さな取り組みでゴミ問題を解決していきましょう。

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