不登校・いじめを減らす!地域社会に安心できる居場所を作りたい
学校教育に悩みをもったことはありませんか?
私は、小中学の頃から不思議な疑問がありました。
「なぜ男と女で服装が違うのか?」 昭和の時代は、男子は黒、女子は赤のランドセル。体育着は女子はブルマ、制服はスカートでした。
「なぜ苦手な勉強をしなければならないのか?」 勉強は嫌いではないけれど、集団で同じように教わるから理解できない時がありました。
「なぜ学校が辛いのに休んではいけないのか?」 部活でうまくいかない、友達から仲間外れにされて行くのが嫌なのに、「行け」と言われました。
思春期の頃は、感受性が高まり、些細なことでも恥ずかしがったり、辛くなったりするものです。
しかし、それを受け止めてくれる環境が、当時は正直整っていなかったと、個人的には感じています。
そして令和の現在。だいぶ学校という場所が変わってきました。
ジェンダーレスやアレルギー対応、服装を選べるようになったりもしています。
しかし、不登校は増え、いじめや差別、自殺は年々増えています。
この背景には、家庭格差や収入格差の広がりもあり、このままの学校教育の中や家庭だけでは、将来を担う子供たちを育てるには限界があるのではないでしょうか。
辛いのは子供だけではありません。保護者も、子供に対してどこまで関与して良いか分からずに悩んでいるケースもあります。
これまでの学校教育は、平等で同じようにできるよう目指していました。
例えば、運動が苦手な子でも25mプールを泳ぎ切らないと合格できない、などです。それで、溺れて亡くなってしまった悲しい例も実際に起こっています。
なぜ、苦手・不得意を、無理にやらなければならないのでしょうか?
もちろん、必要最低限の学びは必要ですし、できなかったことをできるようになった達成感は成長に繋がります。
しかし、学校は「みんな平等にできるようにする」ことにこだわりすぎている気がします。
今の時代は、個性を磨き、自分のやりたいことを自由にできる環境作りや、思考を鍛えて行動力を身につけることにフォーカスするべきです。
そこで、私が考えているのは、地域も巻き込んだ地域サポート体制を作ることです。
具体的な活動内容は、イベント、カウンセリング、おしゃべり会など、まずは気楽に立ち寄れて話をできる内容を取り入れようと思います。
また、保護者のケアもできるような繋がりを持ち、シングルマザーや子供の悩み、低収入などの不安などもカバーしていきたいです。
すでに、全国各地でフリースクールやNPO法人などが、サポートしながら子供たちを受け入れる場を設けてくれています。
それらと同じような場所ですが、地域の見守りの場所として、先生や親には話せないようなことも、少し離れた立場の大人になら相談できる居場所を考えています。
ボランティアなので、すべての保護者や子供に対応できるわけではありません。
しかし、自分を含め地域の皆さんで協力し、その輪が広がり繋がれば大きな変化になると信じています。
学校教育自体が悪いわけではなく、選択できるひとつの場所として、窓口を広げてあげたいと思っています。
沖縄県名護市、ヤンバルスペース(YANBARU SPACE)で不定期オープン。
インスタグラム:YANBARU SPACE