ファッションの永遠の定番をサステナブルに。1.5リットルで1本のジーンズを作る
1本のジーンズを作るのに、どのくらいの水が使われているか知っていますか?
その量は、およそ7000リットル。一人の人間に必要な水の約10年分です。加工過程では染色、色を落とすために有害な物質が使われたり、二酸化炭素が排出されたりと、ジーンズの生産は人体にも環境にも悪影響を及ぼします。
ジーンズは誰もが持っている定番アイテムで、なくすことはできません。
そこで環境負荷を軽減するために、モデルで企業家のローラが自身のブランドStudio R330からサステナブルデニムを展開。サイテックス社ベトナム工場とコラボして、世界で一番環境にやさしいデニムを販売しています。
サイテックス社のデニム作り
サイテックス社ではデニムを製造しており、1本のデニムを1.5リットルの水で製造することに成功しています。
製造過程で使われる水の98%は工場内で浄水し再利用、残りの2%は蒸発するため、水をまったく廃棄していません。
デニムの製造に使用する電力は従来より80%削減し、さらに工場の屋根にはソーラーパネルを設置して自然エネルギーを活用しています。
同社はフェアトレードを基本とするだけでなく、敷地内の農園ではオーガニック野菜を栽培して従業員に分けるなど、従業員をさまざまな面でサポートしています。
StudioR330のデニムコレクションを購入
StudioR330のデニムラインナップは2種類。
第一弾のハイライズスキニーと、第二弾のローライズストレートフィットです。
今回、家族へのプレゼントとしてローライズストレートフィットを購入しました。
StudioR330は実店舗がないのでインターネットで購入。
段ボールにはカカオの殻をアップサイクルしたもの。さらに梱包の袋はオーガニックコットンで作られており、洗濯ネットとして使うことができ、細部までサステナブルにこだわっています。
ジーンズは綿100%で肌ざわりがよく、ローライズで男性が着用してもすっきりとしたシルエット。
普通のメンズジーンズよりもポケットが小さい利便性の難点がありましたが、履き心地がよく、どんな季節でも活躍しそうです。
品質がよく、環境や人体へのコストがかからないStudioR330のジーンズ。ファッションの定番アイテムに、こんな選択肢が増えていくことを願っています。
参考: StudioR330 https://r330.jp/