砂漠に緑の笑顔を!JUSTDIGGITの挑戦
砂漠では、緑も少なく、水も乏しく、生き物も環境に適応できるわずかな種しか生息できません。
そんな過酷な砂漠が、地球温暖化や森林伐採など様々な要因で、広がり続けています。
このままでは、地球は緑と水の惑星から、砂の惑星に変わってしまうのではないかと危惧されています。
そこで、立ち上がったのが、JUSTDIGGITです!
JUSTDIGGITは、アフリカの乾燥地を緑化することで地球温暖化を食い止める活動をしている国際的なNGOです。
ユニークな点は、現地の農家と協力し、土壌に穴を掘るというシンプルな方法で緑化を進めていることです。
この穴は、まるで笑っている口のように見えることから「アーススマイル」と呼ばれています。
半円形の堤防状に土を盛ることで、雨水を効率的に捕まえ、乾燥した土地を再生する手助けをするのです。
土壌の水分バランスを回復し、植生を促進することで、生物多様性の保全や気候変動への対策にも貢献できます。
アーススマイルは、約2.5メートルの深さと5メートルの幅の穴を掘るだけで作ることができます。
1つのアーススマイルに、2100リットルもの水を貯めることができるとは驚きです!
2022年から2024年にかけて、JUSTDIGGITはケニアとタンザニアで315,000以上のアーススマイルを作り、3906万平方メートル以上の乾燥地を再生しています。
これにより、土壌侵食の防止、土壌質の改善、水資源の増加、炭素貯蔵による地球温暖化対策など、多くの環境的利益が得られています。
たかが穴、されど穴!
砂漠が緑豊かな土地になれば、そこに住む人々の生活が潤うだけでなく、地球全体にも良い影響を与えることは間違いありません。
JUSTDIGGITは、アーススマイルというシンプルな方法で、砂漠化に歯止めをかけ、地球を緑に戻そうとしています。
彼らの活動は、私たちに希望を与え、持続可能な未来への道を示してくれるでしょう!!