フェーズフリーと防災をエシカルに楽しむ家族に優しい備え方
日常の心地よさをそのまま非常時の安心につなげるフェーズフリーという新しい防災の考え方が注目されています。
従来の防災といえば、「もしものために、普段は使わない特別なグッズを買い揃え、リュックに詰めて押し入れの奥に眠らせておく」というイメージが強かったかもしれません。しかし、いざ災害が起きたときに「使い方がわからない」「電池が切れていた」「非常食の賞味期限が切れていて、大量に廃棄することになった」という失敗も多く聞かれます。せっかく家族のために用意した備えを無駄にしてしまうのは、環境にもお財布にも優しくありません。
そこで提案したいのが、「防災」に「エシカル(倫理的・環境配慮)」の視点を掛け合わせる方法です。普段使っているお気に入りのアイテムが、いざというときにも役立つ。そんな無理のない持続可能な備えは、地球に優しく、私たちの心や体への負担も軽くしてくれます。今回は、子どもから大人まで安心して使える、日常に優しく溶け込む防災アイデアをご紹介します。
日常と非常時をシームレスにつなぐ「フェーズフリー」
フェーズフリーとは、「日常時」と「非常時」という2つのフェーズの垣根をなくし、普段から愛用しているものを災害時にも役立てようという概念です(参考:一般社団法人フェーズフリー協会)。
私たちはつい、日常と非常時を完全に切り離して考えてしまいがちです。しかし、災害はある日突然、日常の地続きとしてやってきます。だからこそ、普段から使い慣れている「いつものお気に入り」が、そのまま「もしも」のときの相棒になってくれる仕組みが理想的なのです。
このフェーズフリーの考え方は、環境や社会に配慮した「エシカル消費」と非常に深い親和性を持っています。防災専用の使い捨てグッズを大量に抱え込むのではなく、日常の中で上質で環境負荷の低いものを長く、大切に使うこと。それ自体が、実は最大の防災アクションになります。
日常を心地よく豊かにしてくれるアイテムが、災害時には家族の命と心を守る盾になる。そんなシームレスな暮らしの備えを、さっそく始めてみましょう。
心と体を満たすエシカルな防災アイテム3選
私たちの日常の暮らしにフィットし、災害時にも抜群の安心感をもたらしてくれる、エシカルなフェーズフリーアイテムを3つのジャンルから厳選してご紹介します。
体に優しいローリングストック食品
日常的に消費しながら買い足すローリングストックには、無添加やオーガニックのレトルト食品が最適です。
災害時の避難生活では、緊張や不安から心身ともに大きなストレスがかかります。そんなとき、人工的な味付けの非常食ばかりでは、大人も子どもも参ってしまいがちです。また、避難生活で特に不足しがちなのが「野菜」と「水分」です。
化学調味料や保存料を使用していない、国産野菜の具だくさんポタージュスープやオーガニックカレー、常温で長期保存できるレトルトの玄米などを常備しておきましょう。
これらは、普段の忙しい日の時短ランチや、体調を崩して料理が作れない日のお助けメニューとしても大活躍します。日常で「美味しい、ヘルシー」と笑顔で食べているものが、もしものときにも緊張した心と体に優しく染み渡り、安心・安全な食の備えになります。食品ロスを生まない、地球にも家族にも一番優しい備蓄の形です。
▼筆者も愛用!普段もおいしいオーガニックレトルト食品
- YUWAERUの寝かせ玄米
日常の「美味しい・ヘルシー」が、そのまま「もしも」の安心に。常温で長期保存できる寝かせ玄米なら、普段の食卓を豊かにしながら、立派な防災備蓄にもなります。 - 国産こだわり野菜のポタージュスープ
避難生活で特に不足しがちなのが「野菜」と「水分」です。具だくさんの栄養満点レトルトスープを常備しておけば、忙しい朝の朝食にも、いざという時の栄養補給にも役立ちます。
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太陽の力で灯るソーラーランタン
インテリアとして日常の空間を優しく照らす間接照明に、太陽光充電ができるLEDランタンを取り入れてみましょう。
乾電池式の懐中電灯は、いざというときに電池が切れていたり、液漏れして使えなくなっていたりするリスクがあります。また、定期的な電池の買い替えはゴミを生み出す原因にもなります。
太陽光で充電できるソーラーランタンなら、電池不要で環境に優しく、停電時にも確実な光源になってくれます。なかでも、折り紙のように美しく畳めるCARRY THE SUN(キャリー・ザ・サン)は、糸を織り込んだ丈夫で温かみのあるデザインが特徴です。
普段はベッドサイドの読書灯にしたり、お風呂の電気を消して湯船に浮かべ(防水仕様のもの)、キャンドルナイト風の癒やし時間を楽しんだり。ベランダでの夕涼みやアウトドアにもおしゃれに馴染みます。日常をドラマチックに彩ってくれる光が、停電した夜には、家族の不安を消し去る温かい命の灯火になります。
水が使えない日も心地よいドライシャンプー
アウトドアや防災時に重宝するのが、水なしで頭皮や体をすっきりさせられるドライシャンプーです。
災害によって断水が起きると、何日もお風呂に入れない状況が続くことがあります。頭皮のベタつきやニオイ、体の不快感は、想像以上に人間の精神を消耗させるものです。しかし、一般的な防災用のウェットシートやスプレーには、アルコールや強い化学物質が含まれていることが多く、毎日使うと肌が荒れてしまうこともあります。
そこで選びたいのが、天然由来成分100%で作られたオーガニックのドライシャンプーです。これなら、デリケートな赤ちゃんの肌や、敏感肌の方でも安心して毎日使うことができます。
ドライシャンプーは、日常のシーンでも驚くほど万能です。夏場に子どもと公園で思いきり遊んで汗をかいた後、スポーツ後にリフレッシュしたいとき、あるいは風邪をひいてお風呂に入れない日など、1本あるだけで暮らしの快適度が格段にアップします。水のない場所でも、お気に入りの天然アロマの香りに包まれることで、いつでも日常の心地よさを取り戻すことができます。
▶【筆者おすすめ】頭皮も心もすっきり潤う、ヴェレダのオーガニックドライシャンプー▶これ1本で髪も体もサラサラ!全身に使えるザ・プロダクトのドライシャンプー
家族で楽しむ「フェーズフリー」な暮らしの始め方
エシカルな防災を始めるために、今あるものを無理に捨てる必要はまったくありません。大切なのは、これから新しいものを迎え入れるときの「視点」を少しだけ変えてみることです。
例えば、次にレトルト食品を買うとき、次に部屋のライトやシャンプーを買い替えるとき。 「これは普段の生活をワクワクさせてくれるかな?」 「そして、もしものときにも家族を助けてくれるかな?」 そんな風に、日常時と非常時の両方の使い道を想像してみてください。
お気に入りの道具に囲まれた丁寧な暮らしの延長線上に、確かな安心がある。そんな「フェーズフリー&エシカル」な備えなら、義務感ではなく、家族みんなで楽しみながら続けていくことができるはずです。
防災とエシカルに関するよくある疑問(Q&A)
Q1:エシカルな防災グッズは一般的なものより価格が高い印象ですが、長持ちしますか?
A:初期費用は少し高めですが、日常でも「普段使い」としてフル活用するため、眠らせたまま使用期限が切れるといった無駄が発生しません。結果的に非常に高いコストパフォーマンスを発揮します。
Q2:オーガニック食品のローリングストックで、賞味期限を切らさないコツは?
A:「毎月○日はレトルトの日」と家族でルールを決め、普段の食卓に楽しく組み込むのがおすすめです。日常의食事として美味しく消費することで、常に新鮮な備蓄をキープできます。
Q3:ドライシャンプーは子供や肌が弱い人でも毎日使って大丈夫ですか?
A:ヴェレダなどの天然由来成分100%のオーガニック製品であれば、頭皮への負担が少なく安心して使えます。ただし、水での洗い流しとは異なるため、日常的に使う場合は数日に一度は通常のシャンプーで頭皮を労ってあげるのがベストです。










