アンコンシャスバイアスを知り自分と周囲の心地よい関係を築く
アンコンシャスバイアスとは、私たちが無意識のうちに持っている「思い込み」や「偏見」のことです。アンコンシャスバイアスの代表的なタイプや種類について詳しく知りたい方は、まずこちらの記事もあわせて参考にしてみてください。
今回は、このアンコンシャスバイアスが私たちの日常や職場に及ぼす影響と、具体的な例について詳しく解説します。
アンコンシャスバイアスが及ぼす影響
アンコンシャス・バイアスは誰もが持っているものであり、それ自体は問題ではありません。しかし、その無意識の偏見を持ったまま発してしまう言動が人を傷つけたり周囲に影響を与えてしまったりすることがあります。先入観や固定観念、解釈を人に押し付けてしまう可能性もあるのです。
アンコンシャスバイアスの日常的な具体例
性別や年齢による先入観
- 男子は青、女子は赤だというイメージがつく
- 相手の年齢や性別で話し方を変える
- 親が単身赴任中と聞くと父親を想像する
- おままごとと聞くと女の子がしているイメージがある
- 年配の人は頭がかたく、多様な考え方をしないと思う
働き方や職場の固定観念
- お茶出しや事務職と聞くと女性を思い浮かべる
- 定時で帰る人はやる気がないと感じる
- 体力的にハードな作業(重いものを持つ、高いところにのぼるなど)は女性にはさせない方がいいと思う
- 雑用は新入社員の仕事だと思う
- 長時間働かないと成果が出ないと思う
- 部下は上司より長く働くべきだと思う
人間関係や多様性の偏見
- セクハラと聞くと男性が女性にしているイメージがある
- 多様性と聞くとすべての違いをなんでも受け入れるべきなのではないかと思う
- LGBTQ+の人、性的マイノリティである人は自分の周りにはいないと思う
- みんながやっているから自分もやるのが当たり前だと思う
- 普通ならこうだと思うときがある
- 自分の意見が少数派だったとき、自分の考えは間違っていると思う
- 権威のある人の意見を聞くとそれがすべて正しいと感じることがある
自分の中の無意識の偏見に気づく具体例はありましたか?自分の中のアンコンシャス・バイアスを知ることが誰もが住みやすい社会をつくる第一歩となるでしょう。
無意識の思い込みは、日本の「ジェンダーギャップ」にも深く関係しています。日本のジェンダー平等の現状や私たちができる取り組みについて、合わせてチェックしてみましょう。
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アンコンシャスバイアスに関するQ&A
Q1:アンコンシャスバイアスを完全にゼロにすることはできますか?
A:完全に無くすことは困難です。脳が情報を効率的に処理するための自然な仕組みだからです。大切なのはゼロにすることではなく、「自分にも無意識の偏見がある」と自覚し、言動に移す前に一立ち止まって振り返る習慣をつけることです。
Q2:自分のアンコンシャスバイアスに気づくための効果的な方法はありますか?
A:「普通は〜だ」「〜すべき」という言葉を口にした時に「本当にそうか?」と自問するのが効果的です。また、自分とは異なる世代やバックグラウンドを持つ人の意見を意識的に聞き、価値観の違いを受け入れるトレーニングも有効です。
Q3:職場でアンコンシャスバイアスを減らす取り組みには何がありますか?
A:研修の実施により従業員同士で無意識の思い込みを共有・言語化することが第一歩です。また、採用や評価の基準を明確化・数値化し、主観が入る余地を減らす仕組みづくりを行う企業が増えています。
※本記事におけるアンコンシャスバイアスの定義や多様性に関するデータ・取り組みについては、以下の情報を参考にしています。
- 株式会社クオリア「アンコンシャス・バイアスとは」
- 日本労働組合総連合会(連合)「ダイバーシティの推進」










